【夏至編】建物の通風と遮熱の工夫・屋根裏の断熱

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【夏至編】建物の通風と遮熱の工夫・屋根裏の断熱

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夏至(げし)6/21〜7/6

一年で最も昼の時間が長い日。夏が近づいて来ます。

今回のテーマ:建物の通風と遮熱の工夫・屋根裏の断熱

まだ真夏の到来には少し間がありますが
夏を気持ちよく過ごす準備をしておきましょう。

夏至はちょうど太陽が北回帰線上にあるので、北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなります。もうすぐ夏。高温多湿の日本の夏を気持ちよく過ごすポイントは、通風と窓周りの遮熱の工夫。これがしっかりしていれば冷房に頼り切りということにはなりません。

風が建物内をどう流れているか、想像したことがありますか?

「涼しさ」はいろいろな要素から成り立つ生理的な感覚です。そのため同じ室内温度でも、風に当たれば涼しく感じます。一般に風速1mで体感温度は約1℃変わるといわれています。つまり風速3mの風に当たれば、体感温度は3℃低くなるということ。暑さをしのぐには十分です。

窓は対角線上にあるものを2つ開ければ、効率よく風が抜けていきます。窓が1つしかない部屋なら、入り口のドアを開けます。窓をふさいだり、風の通り道を邪魔している大きなタンスや収納家具などがあれば、移動も考えましょう。なお、風の入る側を大きく開け、出る側を小さく開けると、室内を通る風の速度が速くなります。

夏に備えて風の道をつくり、日射熱を遮る。

夏を涼しく過ごすために今から準備できること、それは風の通り道をつくり、室内を暖めてしまう大きな原因である窓からの日射熱の侵入をできるだけ防ぐことです。大きな家具などが風の通り道をふさいでいたら移動しましょう。置き家具の配置にも、夏用・冬用があってもいいのです。家具を軽い力で滑らせながら移動できるツールがあれば、そんな模様替えも簡単です。

また、窓から入る日射熱を防ぐ方法の一つに透明な「遮熱フィルム」を貼る方法があります。これは、光は通しながら熱線を防ぐフィルム。発売元のデータでは、熱線を90%以上カットし、それによって窓際の温度を5℃以上下げる効果があるとされています。冬は太陽光線そのものが弱くなるので1年中貼ったままでも、冬の室内が寒くなることはありません。

夏に備えて風の道をつくり、日射熱を遮る。

家具の移動を楽にする便利な道具をご紹介。

家具が楽に移動できる「カグスベール」(ニチアス株式会社)

家具が楽に移動できる「カグスベール(ニチアス株式会社)」

スコッチ(R) 窓用省エネフィルム(住友スリーエム)

スコッチ(R) 窓用省エネフィルム(住友スリーエム)

※ご紹介している便利ツールについては2014年1月時点のもので、変更になる場合がございます。

水や雪を連想させる色が涼しさを呼びます。

風が体感温度を下げるように、視覚から入る色にも、涼しさを感じさせるものがあります。暖色に対して寒色と呼ばれる青などです。おそらく、人の太古の記憶の中に、その色が“海や水の冷たさ”として残っているからだろうといわれます。同じ理由で、白も雪の冷たさを連想させる色といえます。

また素材にも同じことがいえます。透明なガラスは氷を連想させるもの。花器や食器に使えば、涼しげな印象を与えてくれます。さらに竹や麻は手触りがさらりとしていかにも涼しげ。このように、視覚や触感などからも、涼しさを呼ぶ仕掛けを用意して、真夏の暑さをしのぎましょう。

水や雪を連想させる色が涼しさを呼びます。

重点的な断熱リフォームで快適な室内に。

夏に2階に上がっていくと、上から熱気のようなものが下りてきている感じを受けることがあります。ぎらぎらとした夏の太陽に照らされて屋根裏が非常に高温になり、時には50℃を超えていることもあります。この屋根裏の温度を下げるだけでも、室内がかなり涼しくなり、エアコンの効きも良くなります。

住まい全体の断熱をやり直すのは大工事ですが、屋根裏だけなら断熱工事はそれほど大がかりなものではありません。屋根を支える垂木(たるき)の間にすき間なく断熱材を貼ったり、発泡系の断熱材を吹き込んだりすればそれで完了します。また、屋根裏空間の熱気を外に出せるよう排気用の換気扇を新たに付ければ、さらにリフォーム効果が上がります。

壁紙を替えてインテリアをイメージチェンジ

屋根裏の断熱リフォーム
:費用相場
  10,000円~/m2(工法や工事の難易度によって相違があります)

※ 条件などによって金額が異なることがございます

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