文字サイズ変更標準大特大

処暑(しょしょ)8/23〜9/7

8月下旬。暑さが少し和らぎます。朝夕は、時折涼しい風も吹きます。

今回のテーマ:地震対策:家具の転倒防止策・耐震リフォーム

残暑が長引く傾向にありますが、確実に季節は進んでいきます。
9月1日は防災の日。わが家の備えもチェックしましょう。

この日が季節の上で自然災害が多い日というわけではありませんが「防災の日」はわが家の災害への備えを振り返るいい機会です。特に心配なのは大地震の襲来。建物の耐震性や家具の転倒防止対策、非常用物資の準備などをチェックしましょう。

家具の転倒防止などはできていますか。

長い目で見れば、現在日本列島は地震活動が活発化している時期に当たっているといえそうです。首都圏でも、震度6弱クラスの地震が向こう30年以内に約70%という高い確率で発生すると文部科学省が発表しています。
建物自体の耐震性能は高くなっており、全壊を免れることはできるかもしれません。しかし、揺れに伴う住宅内の被害には十分な対策が必要です。

特に震度6を超えるような激しい揺れに襲われると、棚に置いただけのものなどは倒れたり落ちたりするのではなく、横に飛びます。そうした物はすべて「凶器」になってしまいます。また、「テーブルの下に隠れる」といわれていますが、そのテーブルそのものも部屋の中央などにある場合、室内を激しく行き来してしまいます。大型家具の転倒防止だけでなく、その他の物がどう動くか、そのことも念頭に安全対策を考えておきましょう。

家具の転倒防止などはできていますか。

収納物が飛び出さないような対策も必要です。

本棚の本も、棚の幅いっぱいにぎゅっと詰まっていれば簡単には飛び出しませんが、多くの本棚は少しゆとりをもって本が入っているので、激しい揺れに襲われれば本はすべて飛び出してきます。また、食器棚も揺れによって一瞬にして扉が開き、中の食器や瓶などが飛び出してしまいます。

これらの物が体に当たればケガにつながりますが、当たらなくても床に散乱し、ガラスの物などは粉々に砕けて散乱するので、歩くことも容易ではなくなります。中に鉄板を仕込んだ防災用のスリッパなども商品化されているので、身近なところに用意しておくと安心です。また軍手も、革が縫い込まれているなど、鋭利な物をつかんでも大丈夫な物を用意しておきましょう。素手と素足では一歩も動けなくなり、何もできません。

地震に備えた家のお手入れに便利な道具をご紹介

天井と家具を固定する「家具転倒防止伸縮棒」(アイリスオーヤマ)

天井と家具を固定する「家具転倒防止伸縮棒」(アイリスオーヤマ)

「引き戸ストッパー」(ニトムズ)

「開き戸ストッパー」(ニトムズ)

※ご紹介している便利ツールについては2014年1月時点のもので、変更になる場合がございます。

耐震補強の意外な近道は屋根の軽量化。

建物には室内に置く家具や屋根の上に積もる雪など、上から下にかかる力と、強風を受けたり地震で揺さぶられたりした時の横からの力の2種類の力がかかります。横からの力がかかると、押された建物には元に戻ろうとする力が生まれますが、これは建物が重ければ重いほど、大きくなります。さらに、建物の上に重い物があり重心が高いと、さらに大きな力が建物にかかります。

もし屋根が重いと、地震を受けた時に大きな力がかかり、倒れやすくなります。柱を補強したり、強い壁をつくって倒壊しないようにすることもできますが、屋根そのものを、瓦からガルバリウム鋼板にするなどして軽くしておけば、それだけで地震の時に建物にかかる力を少なくすることになります。壁などをいじる必要もありません。もし屋根の葺き直しの時期に当たっていたら一石二鳥です。

耐震補強の意外な近道は屋根の軽量化。

外壁と同様、屋根も定期的な修繕が必要です。

耐震リフォームは、地震など横から加わる力に対して、建物がしっかり持ちこたえるように、構造を補強することです。柱や壁を増やしたり、それを基礎や土台としっかりつないだりします。
しかし、一部の壁だけが強くなっても、逆に弱いところに力が集中し、ねじれるように倒壊してしまう可能性が残ります。耐震補強はあくまでも建物の強さのバランスを見ながら行う必要があります。

そのために、まずしっかりした耐震診断を受けましょう。自治体によっては無償または費用の補助を行っています。その診断結果によって、どこにどれだけの補強をすればいいか、補強のための設計ができあがります。最近は、外から簡単に鉄骨をあてがって補強する工法も出ていますが、これも全体のバランスを見て、的確な場所に使用することが必要です。

外壁と同様、屋根も定期的な修繕が必要です。

屋根の葺き替え:費用相場※1   1,200,000円~/軒(延床面積40坪程度)

耐震補強   :費用相場※2  1,000,000~2,000,000円/軒

※1 足場代、既存撤去費用含む

※2 住まい全体の耐震補強の平均的な費用。築年数や耐震性能の程度、補強方法などによって金額は大きく異なります

※ 条件などによって金額が異なることがございます

地震対策:家具の転倒防止策・耐震リフォーム(処暑)

リフォーム業者をご紹介!

今知っておきたい!リフォームトラブル予防の実例集

今知っておきたい!リフォームトラブル予防の実例集

実際にリフォームで起きた不具合・トラブルなどの事例をもとに、予防策などを解説します。

Reform Professionals ―リフォームの匠たち―

Reform Professionals ―リフォームの匠たち―

リフォーム事業者の方に、仕事へのこだわりについてインタビューを行いました。