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小寒(しょうかん)1/5~1/19

「寒の入り」。一年で最も寒い時期の始まりです。

今回のテーマ:火災予防・火災警報器の見直し

日本のほとんどの都市で、いちばん湿度が低くなり、
乾燥するのが1月。怖いのは火事です。
あらためて"わが家の火災予防"について点検しておきましょう。

1月は親戚や知人が集まって賑やかに過ごすことが多い時期。大人にも子どもにも、楽しい"イベント"が続きます。気をつけたいのが火事。1年中で最も湿度が低い時期でもあり、いったん火が出たときに燃え広がる危険性は高くなっています。

火災警報器や消火器をチェック

住宅火災の原因のトップは「コンロ」。それに「たばこ」「放火」「ストーブ」が続き、この4つで全体の約半分を占めます(平成25年、消防庁資料)。また、建物火災の発生件数は、1年のうちで1月が最も多くなっています(同資料)。寝たばこは絶対にやめるのはもちろん、灯油ストーブやガスファンヒーター、赤外線ヒーターなどの使い方の注意を守り、そばに可燃物を置かないことが大切です。しかし、どうしても暖房器具の近くにカーテンがきてしまう場合には、「防炎」のものにしましょう。「防炎」カーテンには、糸に燃えにくい繊維を使ったものと、後から「防炎加工」を施したものの2種類があります。いずれも消防法に定められた防炎性能試験に合格したものには、防炎ラベルが付けられています。

住宅の寝室や階段、台所などには消防法により火災警報器の設置が義務付けられています(設置場所は、各市町村の火災予防条例によります)。総務省の調査では、全国の住宅用火災警報器の推計設置率は79.8%となっており(平成25年6月1日時点)、約20%の住宅で未設置。あなたの住まいはいかがでしょうか? また、すでに設置していても、定期的に点検ボタンを押すなどして動作確認を行いましょう。
天ぷら油火災などの危険がある台所には、住宅用の消火器を備えましょう。1本6,000円から1万円程度で、有効期間は5年ほどです(期間が過ぎたものはリサイクルにまわす必要があり、その際は費用がかかります)。いざという時に使えなければなんの意味もありません。有効期間はしっかり確認してください。

火災警報器がついた寝室で安心

消火パック入れるだけの扱いやすいものも

いざという時に消火器をうまく使えるかどうか、自信がないという人は少なくありません。室内で上がる炎を目の前にすれば誰もが平常心を失います。特に高齢者や子どもには、消火器の扱いは難しいもの。その点に配慮した家庭用消火用具もあります。その1つがエアゾール式のもの。ヘアースプレーのように噴霧すればいいだけなので簡単です。消火力はそれほど大きくありませんが、誰でも簡単に使え初期の小さな火には有効です。
また、“ただ消火剤入り消火パックを鍋に入れるだけ”という天ぷら油専用のものもあります。鍋にそのまま入れるだけで焦らずしばらく待つと消火されます。※使用する際には、落ち着いて、消火パックを静かに鍋に入れるよう、気をつけましょう。
なお、これらはいずれも、家庭用ゴミとして処分できるので、その点でも備えやすい消火具です。

ボトルタイプの消化器

初期消火に役立つ便利な商品をご紹介

ヴィブロス ファイヤーロック(アイリスオーヤマ株式会社)

ファイヤーロックEX
(株式会社ヴィプロス)

家庭用天ぷら火災消火パック(株式会社ボネックス)

家庭用天ぷら火災消火パック
(株式会社ボネックス)

※ご紹介している便利ツールについては2014年12月時点のもので、変更になる場合がございます。

火災保険は必要なものを自分で組み合わせて

火災保険は、建物と家財のいずれか、または両方を保険の対象とします。また、多くの火災保険では火災のほか、台風や暴風雨による損害、大雪・なだれ・洪水・土砂崩れなどの災害による損害も補償の対象に加えることができ、さらに盗難や給排水管設備の故障などによる損害までカバーできる「総合火災保険」となっています。もちろん、こうした項目は加えれば加えるほど保険料(掛け金)が高くなるので、たとえば高台にあって水害の心配がない住宅であれば、その項目をはずすようにします。また、火災保険は毎年更新ですが、10年20年とまとめて払い込むようにすれば、金額が割安になります。

地震保険は火災保険に付帯するもので、単独では加入できません。常に火災保険とセットでの契約です。
地震保険の補償も建物と家財で、保険金額は、火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内で加入時に決めます。ただし、建物は5,000万円、家財は1,000万円が限度です。地震保険は建物の構造や住むエリアなどによって保険料が異なりますが、一般的に高価です。そのこともあり、地震保険の世帯別加入率の全国平均は27.1%にとどまっています(2013年3月末時点、出典:損害保険料率算出機構)。
*詳しくは、各保険会社にご確認ください。

コンロをより安全なものに交換

住宅の設備機器は、新築時に導入すれば、とくに故障がない限りそのまま使い続けるという人が多いと思います。しかし、トイレ、キッチン、ユニットバスなどの機器は機能が多彩になり、またマイコン?を組み込むなど「家電製品化」が進んでいます。毎年のように便利な機能が追加されるようになりました。ただ、以前に比べると長くはなったものの、設備機器の設計上の寿命は10年程度です。住宅そのものは30年あるいは40年と住み続けるのが当たり前になっており、こうした設備は何度か交換しながら使うものになっています。

とくにキッチンのガスコンロは、IHクッキングヒーターに負けない安全性を確保するため、従来の立ち消え安全装置(炎が立ち消えした場合に自動的にスイッチをオフにする)に加え、調理油過熱防止装置、消し忘れ消火機能、地震感知消火機能、鍋無し検知機能、焦げ付き消火機能などの多彩な安全装置を搭載しています。五徳(ごとく)まわりのデザインもすっきりして掃除もしやすくなっているので、10年近くが経過している場合は交換を検討しましょう。

イラスト案

火災警報器              :費用相場  3,000円~/台(部品代のみ)

ガスコンロ取り替え  :費用相場  100,000円~(部品代、工事費込み)

※ 条件などによって金額が異なることがございます

火災予防・火災警報器の見直し(小寒)

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