シロアリしろあり
シロアリとは、分類学上ではゴキブリに近く、木材に含まれる「セルロース」という成分を分解して養分を得ている。このため、家の柱や土台といった木材を食害し、著しい強度低下を招くこともあることから、恐れられている。日本には、２２種類が生息しているが、実際に住宅の構造を食い荒らす被害を起こすのは、ヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリの４種類。特にヤマトシロアリは寒さに強く、北海道の北部を除く日本全土に分布している。
シロアリ対策としては、柱や土台に防蟻剤を塗布する方法や、シロアリが通過する恐れのある土壌を薬剤で処理する方法、シロアリの駆除剤を混入した餌をシロアリに摂食させて、シロアリの集団を死滅させる方法（ベイト工法）などがあるが、それぞれの方法に応じて５～１０年に一度はメンテナンスをする必要がある。
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