総合リフォーム事業者でありながら、水回りのコンビニ的ショップも併設しており、水栓パッキン1個から大型リフォームまで幅広く対応。地域密着を基本としOBのお客様から高いリピート率を誇るその秘密に迫る。
水回りの見積りは慎重なチェックが大事です。
- これからリフォームされる方にとって、リフォームする際に一番大切にしてほしいことは何か、アドバイスをいただけますか。
- 鈴木 哲也さん：リフォームを依頼される時に複数社に相見積りを取られることもあるかと思いますが、経験上一番注意していただきたいことは、特に水回りリフォームの際に、見えない配管工事についてしっかり記載されているかどうか。キッチンやお風呂などどうしてもその本体価格に注目しがちで、総額の高い安いだけで判断されることが多いと思います。しかし、水回りは実際に床や壁の内側を見ると複雑な仕様になっていることもあります。業者によっては、見積り段階で分からなかった特別な工事が発生して追加費用を請求されるケースもあります。最初からある程度予想される工事費を含んでいる場合と、そうでない場合では初期見積りに差があるのは当然ですので、金額の差だけで決めてしまうと大きな落とし穴が待っています。
手前味噌ですが、弊社は水道工事で30年の実績がありますので、戸建て、マンションを問わず、現地調査に伺った段階で壁や床の中の配管設置状況はほとんど分かります。そのため、新しい設備を入れる際の工事手段がわかるのでその費用をお見積りに入れています。完了後はよっぽどのことがない限り初期費用で収まります。 - 地域密着と伺っていますが、お客様へのご対応はどのようにされていますか？
- 鈴木 哲也さん：アフターフォローでお客様宅への巡回を実施していますが、あまり範囲が広いと迅速に対応できないので、弊社を起点として半径5km以内、車で30分以内くらいを営業範囲としています。また、何か不具合やご要望がないかなど、常に電話や直接お会いしてお話しを伺いお客様カルテを作成して全社員で情報共有しています。そのため、過去3000件以上のお客様情報も「□□市の○○さんの件」だけで全員が内容を把握しています。
その他、地域の方に喜んでいただけるようにイベントを開催しています。イベントは年4回で弊社で行うお客様感謝祭は年2回やっています。先日行った年始のイベントは初売りとして設備の格安限定販売などを行いましたが、リフォームに直接関係ない方も大歓迎で、アクセサリー製作や編み物教室も大変好評でした。やはり地域の皆様と一緒になって住まいづくりを実施したいという思いもあり、この場所に弊社があるということ知っていただくのが最大の目的です。 - ホームページを拝見すると、ブログが頻繁に更新されていますね。
- 鈴木 哲也さん：ブログはスタッフ持ち回りで、交代で書いています。現在「きまぐれ社長ブログ」「スタッフブログ」「momo天&バニラ日記」その他「インスタグラム」など多数アップしていますが、それぞれ最低でも月1回以上更新をするように心掛けています。定期情報紙「つなぐ」も含め、できるだけスタッフの素顔を露出することで、親近感を持っていただくことを意識しています。その成果もあって、お客様から記事内容の話題の流れでついでにリフォームの相談もすんなり進むことも多いです。
- 今後はどのような活動を考えていますか？
- 鈴木 哲也さん：不動産を伴うリフォーム事業への拡充のため準備をしています。単に不動産の売り買いということではなく、リフォームする際に中古物件をあわせた提案ができれば強みになります。親世代と同居する際に住んでいた場所を手放すことなど、様々な相談をいただく場合があります。先にお話ししたように高齢化が進むと相続の問題も出てきます。せっかく信頼してご相談いただく際に、不動産のことは弊社で対応できないのは残念に思っていますので、トータルでお役に立ちたいと思っています。
