白露(はくろ)9/8〜9/22
大気が冷え、草花に朝露が見え始めるころです。
今回のテーマ:草取り・エアコンフィルターのお手入れ方法
日中は暑い日が続きますが、朝夕は涼しげな風も吹きます。
季節は夏から秋へ。涼しい時間を選んで夏の“後始末”を少しずつしましょう。
初夏から秋にかけては雑草の成長も盛んで、庭の草取りは欠かせない仕事。といっても、真夏の作業は熱中症も心配です。少し涼しくなり始めたこの時期の早朝に行うのがおすすめです。フル回転だったエアコンのフィルターも一度丁寧に掃除をしておきましょう。
草取りは、道具を選ぶと体の負担が少なくてすみます。
雑草は大きく伸びてしまうと厄介なので、小さいうちにこまめに除草するようにします。また、膝や腰への負担が大きくならないように、しゃがまずに作業ができる柄の長い道具を選んだり、草取りがしやすいように先端に工夫のあるものを用意すると、はかどります。道具選びは、効率の良い草取りの大きなポイントです。
おすすめは「三角ホー」と呼ばれる道具。
特に重宝するのが「三角ホー」と呼ばれる道具です。柄が1m以上あり(いろいろな長さのものがあります)、先端には鋼やステンレスの三角形の金属が取り付けられ、2つの長辺に刃が付いています。草を楽な姿勢でサクサクと刈り取ることができるのでとても便利。三角形の先端の尖ったところを使えば、深く張った根も掘り起こすようにして取り除くことができます。
ほかにも長い柄の先端にループ状の金属の薄い刃が付けられているものがあり、これも立ったままで草取りができます。
厄介な草取りに便利な専用道具もあります
千吉 草削り 三角型 全鋼(藤原産業株式会社)
Qホー(株式会社キュウホー)
※ご紹介している便利ツールについては2014年8月時点のもので、変更になる場合がございます。
エアコンのフィルターは一度洗剤で洗いましょう。
真夏の間、大活躍してくれたエアコン。フィルターの掃除は何度かしたというご家庭が多いと思います。また、最近では設置されるエアコンの5割前後がフィルターの自動掃除機能付きなので、フィルター掃除は機械がしてくれた、という人も多いでしょう。しかし、日頃の掃除や自動掃除機能で取り除くのはホコリだけ。シーズンの終わりには、洗剤で洗って、きれいにすることが必要です。
特に最近は、キッチンがオープンタイプで、リビング・ダイニングと一体の空間にあることが珍しくありません。そのため、キッチンの換気扇で吸い込みきれない空気が、エアコンに吸い込まれています。エアコンのフィルターには、少しずつ料理の時に出る油汚れが付いてしまうのです。この油汚れは、通常の掃除では取り切れません。取り外してお風呂場や屋外に持ち出し、台所用洗剤を使ってブラシでこすりながら水洗いしましょう。再び取り付けるときは十分乾燥してからにします。
化学に頼らない蚊の対策もあります。
まだ蒸し暑さの残る庭には蚊がたくさんいます。あらかじめ蚊取り線香を焚いておいたり、体のそばに置いたり、また蚊よけのスプレーで肌を守るという方法もありますが、あまり化学的なものに頼りたくない、と考える人も少なくありません。
そんな人におすすめは、レモングラス、スイートバジル、カレンソウ、ユーカリなどの植物です。これらには、蚊を遠ざける成分が含まれています。庭に植えておいてはいかがでしょうか。強力な殺虫効果があるわけではありませんが「蚊を遠ざける」効果は発揮します。
帽子にネットが付いて、顔から首までを保護してくれるもの、手袋や長袖の衣類なども併用してください。首にタオルを巻くだけでも効果があります。また蚊は黒い服を好む傾向があるので、庭仕事をする時は白い服装を心がけることも対策になります。
そして一番大切なことはたとえ小さくても水たまりをつくらないこと。水があれば、蚊はそこに卵を産んで短期間に繁殖します。一度家の周囲を歩いて、水たまりができていないか確かめてみましょう。
庭の手入れ(草むしり)
:費用相場 1,000円/m2~
砂利敷き
:費用相場 5,000円/m2~
※ 条件などによって金額が異なることがございます
- 【 秋 】
- [立秋:8月7日頃]
屋根の強風・台風対策とメンテナンス時期 - [処暑:8月23日頃]
地震対策 家具の転倒防止策・耐震リフォーム - [白露:9月8日頃]
草取り・エアコンフィルターのお手入れ方法 - [秋分:9月23日頃]
ウォールステッカー・縁台の設置 - [寒露:10月8日頃]
フローリング・カーペットのお手入れ方法 - [霜降:10月23日頃]
照明(白熱電球・LED電球)のお手入れ方法