【寒露編】フローリング・カーペットのお手入れ方法

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寒露(かんろ)10/8〜10/22

草に結ぶ朝露も一段と冷たく感じられ、いよいよ秋の始まりです。

今回のテーマ:フローリング・カーペットのお手入れ方法

青空が高く澄み、空気も乾燥して気持ちの良い季節です。
爽やかな好天を利用して、フローリングや床の手入れをしましょう。

夏の間は裸足で歩くことが多かったり、庭やウッドデッキなどへの出入りも頻繁だったりして、どうしても汚れがちな住まいの床。素材や仕上げ方法に合わせて、一度お手入れをしましょう。

フローリングは表面の仕上げに合わせてお手入れを

住まいの床で最も多く使われているフローリング。秋の気持ちの良いお天気を利用して、お手入れをしましょう。

フローリングは大きく分けて2種類あります。丸太から取った板材をそのまま床材に加工した「無垢フローリング」と、何種類かの薄い板材を重ねて接着した「合板フローリング」です。

また、表面の仕上げにも大きく2種類があり、天然のオイルを薄く塗る「オイル仕上げ」と、ポリウレタン樹脂で表面に塗膜をつくる「ウレタン塗装仕上げ」があります。無垢フローリングはオイル仕上げにする場合が多く、合板フローリングはウレタン塗装を施す場合がほとんど。オイル仕上げは、湿気を吸収したり放出したりする木の「呼吸」を妨げず、木の風合いもダイレクトに感じることができますが、傷などがつきやすいといえます。逆に、ウレタン塗装仕上げは、自然な風合いは感じにくくなりますが、傷には強く、お手入れのしやすい仕上げと言えるでしょう。

フローリングは表面の仕上げに合わせてお手入れを

無垢フローリングは水分を避けたお手入れを…。

合板フローリングでウレタン塗装が施された床は、住宅用の洗剤で雑巾掛けをすれば、きれいになります。

無垢フリーリングでオイル仕上げが施された床は、普段は乾いたモップで表面のホコリを取る程度の掃除で十分。そもそも無垢の床には水分は大敵で、シミの原因になります。しかし、どうしても汚れが気になる時は、固く絞った雑巾で拭き、その後にワックスをかけます。(メーカー指定のものがある場合は、それを使ってください)。また、薬品をしみ込ませた化学雑巾などは、木材の変色の原因になるので使用は避けます。

昔は、現在のワックスの代わりに、米ぬかを炒って絹などのやわらかい布で包んだもので拭いていました。米ぬかの脂分を天然のワックスとして使っているのです。現在でも、能舞台や歌舞伎の舞台は、この方法で手入れをしています。米ぬかを入手して使うのも有効な方法です。

無垢フローリングは水分を避けたお手入れを…

フローリングの補修剤もいろいろあります。

合板フローリングは傷が付きにくい床ですが、万一傷が付いたり、一部がえぐれてしまった場合には、市販の充填材を使えば目立たなくすることができます。

フローリングのメーカーがそれぞれ仕上げの色に合わせて用意しているものがあるので、床にあったものを購入しておきましょう。小さな傷なら、市販のフローリング用の補修クレヨン、色づけペンなどで消すことができます。

無垢フローリングの傷やへこみは、その上に水を垂らし、あて布をして、上からアイロンで抑えると、傷になった部分が徐々にふくらんで元のように補修できます。無垢材ならではの復元力といえそうです。

カーペットもきれいに。

カーペットも夏の終わりには一度きれいにしたいものです。敷き詰めている場合は、簡単にクリーニングに出すこともできないので、市販の洗剤を使って掃除します。

カーペット用洗剤がいろいろ出ていますが、残留する化学成分が心配という人も少なくありません。そういう人には万能の“洗剤”である重曹がおすすめ。汚れに目立つ部分や全体に振りかけて掃除機で吸い取ります。

床やカーペットのお手入れに便利な商品をご紹介

かくれん棒(株式会社建築の友)

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重曹(マルフククレンザー製造)

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※ご紹介している便利ツールについては2014年8月時点のもので、変更になる場合がございます。

無垢の床を楽しむ

「2階も全部無垢の床にすれば良かった!」――住まいを新築して間もない人が発する“失敗”の言葉として、たぶん5本の指に入ります。1階のリビングはがんばって無垢の床にしたけれど、予算の都合で2階の寝室や個室は合板フローリングにしたという人が、しばしば漏らす言葉。たしかに合板フローリングはいいところもたくさんあるのですが(木目が美しい、傷に強い、メンテナンスが楽、比較的低価格など)、無垢の床と毎日踏み比べるような環境では、その違いがよく分かります。

無垢の床の魅力は、木目の自然な美しさ、一枚の板ならではの踏み心地の柔らかさ、あたたかさ。さらに、湿度に応じて水分を吸収したり放出したりする調湿機能などにあります。年月を経て色合いが変化していくところも、無垢材ならではの魅力です。

無垢フローリングはm2当たり8,000円程度から、合板フローリングは4,000円程度から、というのが材料費の目安です。10畳の部屋は約16.5m2ですから、無垢フローリングは材料費だけで66,000円のアップになる計算。1枚1枚張るので手間賃も高くなります。しかし、床は直に体に接する部分であり、20年30年と暮らすことを考えれば、この価格差は受け入れられると考える方もあるのではないでしょうか。

無垢の床を楽しむ

好みの色合いや木目、硬さで選ぶ

床材としてよく使われるのは、オークやチーク、ウォールナット、メイプル、クルミ、チェリーなどの広葉樹。さらに、ヒノキやスギ、パインなどの針葉樹、変わったところではバンブー(竹)などがあります。木目模様の出方、色の明るさや濃さ、さらに硬さなどに違いがあり、好みで選ぶことができます。

無垢フローリングワックス掛け      
:費用相場
  1,000円~/畳

床の無垢フローリングへの張り替え
:費用相場
  15,000円~/m2

※ 条件などによって金額が異なることがございます

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