【立冬編】寒さ対策・窓の断熱強化の方法

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【立冬編】寒さ対策・窓の断熱強化の方法

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立冬(りっとう)11/7~11/21

立春、立夏、立秋と並ぶ大きな節目。木枯らし1号の便りも届きます。

今回のテーマ:寒さ対策・窓の断熱強化の方法

日ごとに近づく冬の足音。暖かくそして安全に暮らしましょう。
住まいの中の温度差をできるだけ小さくすることが大切です。

家庭内死亡事故の発生は1月をピークに、四季の中では冬が最も多くなっています。その大きな原因は住宅内の温度差。暖房している部屋とそうでない部屋の間には、20度近い温度差が生まれている場合もあり、これが血圧の急激な変化などを引き起こします。

住まいの温度差をできるだけ小さく

夏、部屋の内外の温度差は、たとえば外が33℃で室内が28℃であれば5℃程度ですが、冬は、外が0℃、暖房していない玄関や廊下、トイレ、洗面脱衣室などが8℃、暖房した室内が25℃というように、非常に大きな温度差が生まれています。人はそうした温度の変化に対して、血管を収縮させたり広げたりしながら体からの熱の出入りをコントロールするので、冬の大きな温度差は血圧の変化も大きくなり、体への負担となります。そこで大切になるのが、室内の温度差をできるだけ減らすこと。寒さが一番侵入しやすい窓周りの対策がポイントです。

窓周りの断熱の強化は、内窓の設置が手軽で、しかも確実です。
特に考えたいのは、トイレや洗面、浴室などによく使われている「ジャロジー窓(ルーバー窓)」の対策。この窓は、ブラインドの羽根のように横長のガラスが何枚も設けられ、その開閉角度がレバーハンドルの操作で変えられるものです。視線を遮りながら換気ができるので水まわりに多く採用されていますが、ガラスは単板で密閉性も低く、断熱性も劣ります。
そこで、この窓に内窓を取り付けます。内窓には、内開きや引き違いのタイプがあるので、ジャロジー窓の内側にも付けられます。
また、玄関ドアや勝手口のドアも外気で冷やされて、住まいの中に冷気を放射する「冷熱源」になっています。最近のドアは断熱性が大きく向上しているので、交換も選択肢のひとつです。

住まいの温度差をできるだけ小さく

サッシまわりは「すきま風防止」と「コールドドラフト対策」を…

古いサッシやドアは、どうしてもすきま風に悩まされます。それをシャットアウトできるのが「すきま風防止テープ」。ホームセンターなどでさまざまなタイプが売られています。手軽な寒さ対策になります。

コールドドラフトとは、室内の窓付近で発生する冷気の下降気流のことです。冷たい空気は下に向かって移動する性質があるので、外気で冷やされた窓周辺の空気が、窓に沿うように床に向かって動きます。そしてこれが「足元が冷える」原因になります。
これを防ぐには、やはり内窓を設けて二重窓にするのが有効ですが「ハニカム(蜂の巣)構造」という立体的な形状のブラインドを取り付けることも有効です。厚い空気層ができるので窓辺の冷気の影響を受けにくくなります。
カーテンを厚手の布とレースの二重にしている場合は、レースを布地にものに替えるだけでも冷気を遮断する効果があります。あるいはカーテンの裾を長めにして床に着け、冷気が室内側に出るのを抑えるという方法もあります。

すきま風防止の王道

寒さ対策に有効な道具を紹介

すきま風防止テープ(アール)

すきま風防止テープ(アール)

ハニカム型ブラインド(ニチベイ)

ハニカム型ブラインド(ニチベイ)

※ご紹介している便利ツールについては2014年9月時点のもので、変更になる場合がございます。

“スポット暖房”を応用

最新型のエアコンの上位機種には、センサーで「人のいる場所」や「人数」などを自動的に把握し、そこだけを集中して冷暖房するという機能が付けられています。エネルギーのムダをできるだけ省こうという試みです。それに近いことは、機械設備に頼らなくても実現します。
“スポット暖房”などと呼ばれるものがそれ。LDKなどの大空間でもロールスクリーンなどを活用して簡易的に部屋を間仕切り、人のいるところだけを暖房します。空間としての独立性は完璧ではありませんが、暖気を溜めるという意味ではかなりの効果があります。天井からのロールスクリーンではなく、腰あたりの高さまでの衝立のようなものでも、そこに置くだけで暖気の“溜まり”をつくることができます。ぜひ試してください。

無垢の床を楽しむ

設備以前に建物の断熱性能をアップ

冬を暖かく過ごすためにまず思い浮かぶのは、能力の高いエアコンに買い替えたり、新たに暖房器具を増やすことです。しかし、こうした設備機器に頼るだけではなく、住まいの断熱性能そのものを高めて、できるだけ外の冷たい空気の影響を断つことが大切です。人が暮らすだけでも熱が発生し、照明や家電設備も熱を出します。断熱性が高ければ、こうした熱で室温を上げることもできるのです。天井、壁、床下にどんな断熱材が使われていてその状態はどうか。まずそれを確かめ、断熱そのものを強化すれば、冬だけでなく夏も快適な住まいになります。床下の断熱のやり直しだけで大きな効果が得られることも少なくありません。

好みの色合いや木目、硬さで選ぶ

内窓の取り付け             
:費用相場
  30,000円~/窓

床・壁・天井の断熱改修
:費用相場
  5,000円~/m2

※ 条件などによって金額が異なることがございます

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