本当に変えたい部分を、家族できちんと整理すること
- リフォームをお考えの方にアドバイスをされるとしたらどのような事ですか?
- 田中さん:全て一度に決めてしまうのではなく、余力を少し残しておいてほしいですね。出来上がってからプラスアルファすることもできます。まず本当に変えたい部分に力を入れる、次に2番目、3番目と順位をつけておかなければコスト的にも大変になってきます。住まいは資産でもありますから、建物の価値をしっかり見極め、投資を上手にしていくことをお勧めします。
- 都倉さん:自分の家を知ることも大事ですね。気に入っているところはどこか、逆に不満や不便を感じるのはどこか。さらに、自分の家の瓦の種類は?基礎部分の素材は?工法は?など皆さんご存知でしょうか?自分の家をきちんと知って、整理しておくことで、リフォームの際にできること、できないこと、改善すべき点などが見えてくるのです。そうすると私たちも内容の濃いご提案ができるのです。
- 檜尾さん:「リフォームをしたい」と思われたら、まず家族内でよく話し合われることが大切です。要望やこんな暮らしがしたいということや、現在の住まいの不便や不満を家族でまとめてから打ち合わせに来られると、その後もよりスムーズにいきます。そのプロセスが不充分だったため、プランが出来上がってから家族間の意見が食い違ったり、誰かが妥協してしまったり、という事例もたくさんありました。
- 良い住まいの条件とはどのようなことだと思われますか。
- 都倉さん:広いとかきれいとかよりも「家族が仲良くなれる空間づくり」が大事だと思いますね。リビングスペースをゆったり確保して“団欒の時間”をしっかり持てる住まいづくりが、これまで以上に支持されていくと思います。
- 田中さん:それとリフォームするにあたって、両親だけでなく子供も交えて、みんなで決めたプランであったり素材であったりすることも大切なのではないでしょうか。そして、お友達や親戚の方が来られて「いいね」と褒めていただけたらいいですよね。みんなで決めたんだよ、って自慢できるでしょ。(笑)
- 檜尾さん:自分の好きな色、家具、床材、壁材に囲まれていると幸せな気分になりますものね。早くお家に帰りたいな、と思う家が一番だと思います。
代表事例集
築30年のマンション。家族を見守る空間づくり
築30年のマンションは躯体で囲われ
拡張や間取り変更が困難。
そこで広々としたLDKを中心にプランニング。
オープンキッチンや書斎スペースにもなる可動式本棚などを造作。
小さなお子様がおられるご家族にふさわしい、
“わが子の成長を優しく見守る”素敵な空間へ。
(施工費:735万円)
海外インテリアから学ぶ、モダン・シンプルスタイル
“アルフレックスの赤いソファーが映える住まい”
をイメージしながら内装を一新。
もともとあった和室をLDに組み込み、広々としたゆとりのある空間へと変身。
フローリングもソファーが惹き立つような落ち着いた色調を選択。
キッチンは白と黒を基調にしてLDKに統一感を持たせ
長年使っているとは思えない華やかさを演出。
(施工費:650万円)