お客様の要望以上の完成度を目指す
- 皆さんのお仕事の内容と日頃から心掛けていることを教えていただけますか?
- 都さん:プランニングと現場の施工確認を行っています。プランニングでは、常にお客様が期待している以上の+α(プラスアルファ)の満足感を与えられるように心掛けています。最近は、リフォームに関してよく勉強されているお客様が多いので、高いご要望にも応えなければなりません。また、現場監理者が現場ごとにいるのですが、プラン通りに進んでいるかの確認も行っています。
- 重石さん:現場監督をしています。設計図を基に見積・積算を行ったり、施工の手順や方法を考えたり、現場で職人さんと一緒に造りあげていく仕事をしています。リフォームでは、いざ解体したら土台がシロアリに食われていたなど、予期せぬことも多々あります。そういった、予算や工期の変更などが発生する場合、お客様とよく話し合いながら状況を理解してもらった上で工事を進めるように心掛けています。
- 佐々木さん:外構のプランニング、設計、監理、商品選びなどトータルに行っています。リフォーム会社で弊社のように外構の専門部署を設けている会社は少ないと思います。外構ばかりでなくガーデニングのプランニングや施工も行っていますが、基本的にはご家族がだんらんできる庭を目指しています。「お年寄りでも楽しめる庭」、「ペットと暮らす庭」、「自然浴ができる庭」など、できるだけご家族のニーズに合った庭を作るように心掛けています。
- 中野さん:施工管理とプランナーをしています。お客様が漠然と考えているご希望を、じっくり丁寧に伺って、細かいプランニングにしていきます。設計自体は工務部の設計士が行うのですが、私も打ち合わせのたびにパソコンでラフな図面を描いて、それを設計士に渡すようにしています。社内での伝達も丁寧にするように心掛けることが大切だと思っています。プランニングをする上で最も気をつけているのは、お客様が遠慮をせずに思いついたことでも何でも言っていただけるような雰囲気を作ることですね。
- お客様の要望を満たすために、日頃から行っていることは何でしょうか。
- 都さん:お客様の趣味嗜好をいかに聞き出すかというのが重要だと思ってます。リフォームの話だけでなくて、ちょっとした雑談の中にそんなキーワードが潜んでいたりします。「好きな車は何か」、「好きなミュージシャンは誰か」、「よく読んでいる雑誌は何か」などの話をしているうちに、なんとなく好みの傾向が分かってきたりします。そういった趣味嗜好をつかめると、お客様のご要望を満たすアイディアやヒントが生まれやすいですね。
- 重石さん:最近のお客様はよく勉強をなさっています。設備機器や施工方法などにも詳しいので驚きます。お客様からそういった具体的な要望をより多く聞かせていただければ、良いご提案ができると思います。ですから、お客様とのコミュニケーションを日頃から大切にしています。
- 佐々木さん:トータルでプロデュースをするということです。外構も家づくりの重要なポイントだと思っています。外壁の素材や色が変われば、外構も変わりますし、インテリアが変われば、それに伴って外構が変わります。全てがマッチしてこそ、初めてそのリフォームが成功したと言えます。
- 中野さん:今の生活の中で何が不満なのかをお聞きするとともに、リフォームで改良したい点の優先順位をつけていただくようにしています。予算も関わってきますので、お金を極力かけずにできるだけ期待に添えるように頑張っています。
ご紹介
小原 由正さん
おはら よしまさ●代表取締役。東京で長く住宅関連の仕事を行った後、地元大分に戻り、リフォームを中心にした有限会社北斗建装を始める。現場で培ったノウハウをリフォームに生かしている。
都 政司さん
みやこ まさし●統括工務部部長。チーフプランナー。部署間の意思疎通が円滑に行われ有効に機能する様に、各部署の連携を図る統括リーダー的役割を務める。
重石 強志さん
しげいし つよし●工務部係長。二級建築士。もともとインテリアが好きで建築もとことん学んだ建築・インテリア系一筋の人物。現場監理を担当。
佐々木 浩一郎さん
ささき こういちろう●エクステリア事業部部長。二級土木施工管理技師。二級建築施工管理技師。土木・外構のエキスパート。飽きがこなく、長く使えるエントランスや外構を生み出している。
中野 真由美さん
なかの まゆみ●大分ショールーム店長代理。アパレル業界からの転身。機敏でエネルギッシュな行動力と、高いセンスのプランニングに定評がある。施工管理とプランニングを担当。