有限会社北斗建装が何よりも誇っているのは、リピーター率80％以上という高さだ。
「与えられた仕事に最大限の努力をしていけば、口コミで広がったり、
以前施工したお客様が新しいお客様を紹介してくれる」と言う小原社長。
お客様のことを第一に考え、10年、20年経っても満足できるリフォームを提案している。
最大限の努力こそが高いリピーター率を保つ要因
- 御社ではリピーター率が80％を超えていると伺っています。リフォーム評価ナビの御社の口コミでも、知人の紹介により工事をしたという方がいらっしゃいましたが、口コミの効果もあるのでしょうか。
- 小原さん：この業界では、リフォームされたお客様からのご紹介も含めたリピーター率は約30％といわれていますが、ありがたいことに弊社は80％を超えています。以前は、90％もあったのですが、最近は広告を出していることもあり、新規のお客様も増えました。リピーターからの再度の依頼は、弊社の工事を信頼していただいた証だと真摯に受け止めています。ありがたいと感じるとともに責任の重さも感じています。高いリピーター率は、口コミの効果も大いにあると思います。しかし、口コミは予測や期待というものはできません。ですから、与えられた仕事で最大限の努力をして、良いものを造っていくしかないと思っています。
- 中学生の職場体験を行うなど、地域との関わりを大切にしていらっしゃいますね。
- 小原さん：企業というものは、その地域での役割というものが何かしら必ずあると思います。地域との関わりなしに、企業の発展は有り得ません。弊社では、近くにある中学校の生徒さんを職場体験で毎年受け入れています。受け入れ前から十分に準備を行い、受け入れ期間中は社員二人が付きっきりで指導します。優秀な生徒さんが多く、たった3日間ですが最終日にはプレゼンテーションまでしてもらいます。短期間でもそれくらいの知識が身に付くのですね。本気で教える大人たちと関わることは、子供たちにとっても良い経験になるのではと思っています。こちらも子供たちから学ぶことが大変多いです。地域から必要とされる企業であるために、地域への貢献も大切にしています。
- 社員教育で念頭に置いていることは何ですか？
- 小原さん：新人でも、経験がない社員でも、上司からの指示に疑問があれば「なぜですか？」と質問できるような関係を作ることです。考えずに「指示されたから」と無批判に従うことをしてほしくありません。物事には全て理由がありますから、その理由を考えずにやる習慣は、一番恐ろしいことです。社員一人一人には、建築業界の常識や大手のやっている事でも、まず疑ってみるように指導しています。残念ですが、業界の常識が正しいとは限りませんから。「なぜ、この方法で？」「もっとうまくいく方法はないだろうか？」と一人一人が考え、工夫し、試行錯誤していく集団であり続けたいと思います。
