Professional.14 橋本建設株式会社(広島県広島市)

日本の伝統的な職人の技術を受け継ぎながら、
現代にふさわしい快適な木の家づくりに力を注ぐ橋本建設。
創業以来築き上げてきた信用と技術力を武器に、地域ナンバーワンを目指す。

高い技術力で地元の信頼を獲得
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明治5年(1872年)の創業とのことですが、150年近く続けてこられた秘訣は何でしょうか。

橋本さん:まず、しっかり地元に根付いて、地元の方を対象に、利益追求に走ることなく誠実に仕事をしてきたということがあると思います。特に地元が商圏の場合、悪い噂が出れば続けられません。同じ場所でやってこられたのは、代々アフターサービスを含めて、きちんと家の面倒を見てきた結果と言えるのではないでしょうか。さらに加えて、自社で育てている大工の技術に対する信用・信頼というのも非常に大きいと思っています。

御社の特長や強み、特に力を入れている点についてお聞かせください。

橋本さん:まずそれぞれの技術者がいるということに加え、建築士など有資格者の率が非常に高いということです。弊社の規模でこれだけ一級建築士がいるという会社は多分珍しいでしょう。資格を持っているから安心ということではないのですが、その仕事でやっていこうというのであれば、関連する勉強をしていることが最低限必要だと考えます。それで、社員には必ず勉強して資格を取ってもらうようにしています。

リフォーム業で一番大事にされていることについてお聞かせください。

橋本さん:リフォームした場合、元の家より良くなることが前提で、お客様も当然そう考えていらっしゃるわけです。ですからそのお客様の期待値と出来上がった物とのギャップをできる限り少なくすることですね。

木の家づくりに力を入れておられますが、その理由をお聞かせください。

橋本さん:本来、日本の住まいというのは木の家であるべきだと思っています。まず材料として豊富にあるということ、そして、メリットがたくさんあるというのがその理由です。木が少ない国では、石やレンガ、土を使うなど、色々な家づくりがあると思うのですが、日本という国はほとんどが山で、木がたくさんあります。しかも木というのは、新しく植えて育てることで再生可能な資源です。なおかつ日本の場合は、四季折々気候が変わりますが、生き物である木には調湿作用があるので、人間の生活する環境には最適だと思います。さらにコンクリートや鉄などと違って、木には温もりがあるという特長があります。会社や学校などは、ほとんどコンクリートでできていますよね。家に帰ったときぐらいは木の温もりに触れて、ゆっくり体を休ませられるというのが理想ではないでしょうか。

モデルハウスの宿泊体験を行っていますが、どのような意図で始められたのでしょうか。また体験なさったお客様の反応を教えてください。

橋本さん:「木の家」に住んだことがない多くの方に泊まっていただいて、住み心地や使い勝手の良い点、悪い点を体感してもらいたいというのがきっかけです。洋服は試着できるし、食べ物は試食できるのですが、住宅の場合それができません。そこで、雰囲気だけでも体感していただければと始めました。中にはIHなど新しい設備機器や薪ストーブなども備え、実際に使って体験できるようになっています。宿泊なさった皆様にはアンケートをお願いしているのですが「とても参考になった」という声が多いですね。夏に泊まって今度は冬を、逆に冬泊まって次は夏を体験してみたい、という方がたくさんいらっしゃいます。

木材を産地直送システムで入手できるようにしているとのことですが、始めたきっかけとそのメリットをお聞かせください。

橋本さん:弊社では木曽東濃檜(きそとうのうひのき)を産地直送で仕入れています。檜というのは防虫効果もあり、切った後だんだん強くなるので住宅材料として最適な素材です。その檜の中でも木曽東濃檜はブランドの一つで、特に品質が優れているので採用することにしました。このあたりで採れる檜と比べると、木肌や色ツヤといったものが全く違います。産地直送で仕入れると、お客様にとっては価格的に安く入手できる上、同じ生産地のものが揃うので、品質のムラが抑えられるといったメリットがあります。

橋本英俊さん 橋本建設は明治5年、建築請負業「橋本組」としてスタート。以来141年の歴史を誇る。 2010年に完成したモデルハウス。ただ見学するだけでなく、宿泊して木の家での生活を体感することもできる。 気には数多くの長所があり、日本の住まいの素材として最適。
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