自分たちにしか出来ない提案でお客様を喜ばせたい
- これからリフォームをする方にアドバイスはありますか?
- 八木さん:業者に対しては言いたいことをハッキリと、どんどん言ったほうがいいですよ。気を遣ってあまり言いたいことを言わないお客様もいらっしゃるのですが、その結果、後で“ここはもっとこうしたほうが良かったな”という思いが残ってしまうと、業者のほうとしても悔しいのです。困ったことに、親しい関係になったお客様ほど、ちょっとした不満や疑問は飲み込んでしまわれる傾向にあります。業者との付き合いは、「言いたいことを言えてこそ信頼関係が築けるのだ」と考えてほしいです。
- 金谷さん:家というのは、それぞれに個別の背景を持っています。それぞれの家族構成があり、ライフスタイルがある。また同じ家をリフォームするにしても奥様が主導かご主人が主導かで全く違ったものになる。自分たちの暮らしをしっかり見つめた上で、理想のリフォーム像を思い描いてみてください。それから、費用のことについては、あまり業者のほうからどうこうということは言いづらいものです。予算についてはお客様のほうからはっきりと伝えていただいたほうが良いと思います。
- お二人はこれからどんな仕事をしていきたいですか?
- 八木さん:私は古い建物が好きなので、町家や昭和の雑居ビル等のリノベーションを手掛けてみたいですね。現状が古かったり、昭和ムードである程テンションが上がります(笑)。店舗の改修も大好きです。前職のアパレル店員時代は、お客様にコーディネートを提案して、来店されたよりも美しく変身された時、また、それを驚いていただいた時に喜びを感じていました。リフォームはその”変身”をもっと大掛かりな形で実現出来るものだと思います。また見た目だけではなく、当社は耐震や構造にも力を入れています。このままでは壊される運命の古い建物を、デザイン・質ともに甦らせお客様に驚いていただけるような仕事をしていきたいです。
- 金谷さん:私は個人的には生活感のあるジャングルみたいな家が好きなんです(笑)。もともとの家の形状を活かしながら、動線を重視した暮らしやすくて楽しい家を作っていきたいです。また当社では耐震リフォームにも注力していますので、お客様の安全を守り、長く住むことが出来る家を提供していきたいです。
代表事例集
耐震補強をした上で明るいモダンリビングに
市の無料診断で「大きな地震がきたら倒壊する」と診断された物件。
精密診断を実施し、詳しいデータをもとに建物全体の耐震バランスをみながら強度をアップ。窓を塞ぐ壁部分での補強では暗くなるため、耐震バランスを整えて耐震金物を施工し、しっかりと補強。窓からの採光も確保。建具も明るい色に変えることでモダンテイストに一新。老朽化した水回りも憧れの設備に交換。モダンな空間に変身。
(施工費約520万円)
輸入クロスと無垢床が演出する素材感の溢れる空間
ダイニングの隣を子供室に。無垢材の床で、お施主様の希望で使用した輸入クロスが空間のアクセントに。キッチンは造作。扉は付けず、シンプルで使い勝手の良いデザインにした。
6畳の和室だった場所は、ウォークインクロゼット+大型のシューズクローク+3畳の和室に変更。家族のコミュニケーションが育めるよう、黒板つきのスタディスペースも実現した。
(施工費約500万円)