それぞれが資格や技能を持つ専門家
- 御社では様々な資格や技能をお持ちの方が、協力してお仕事をなさっていると聞いています。まずは皆さんのお仕事内容を教えてください。
- 石田さん：私は営業と現場管理が主な仕事です。その他、宅建の資格を取って、不動産部門の仕事もしています。当社はお客様と長いお付き合いをさせていただくことがモットー。そのお客様が亡くなったとしても、当社が関わった家は残ります。その家をどうするかのご相談に乗れるように不動産部門を創設したのです。
- 高島さん：私は営業を担当しています。具体的にはOB顧客や指定店にしていただいている公共機関などを訪問して、お困りごとはないか聞き、工事を提案するといったようなことです。家族同然のお付き合いをさせていただいている方も少なくなく、時には畑でお話を聞いて、帰りに穫れたての野菜をいただいたりというようなこともあるのですよ（笑）。ご親戚をお客様としてご紹介いただくこともあります。その他に職人さんとの段取りなど、現場管理の仕事もしています。
- 馬替（まがえ）さん：私は現場担当で二級建築士の資格を持っています。現場での経験は40年近く。当社でも古株になります（笑）。また、お客様に専門的な説明をする場合には営業支援として一緒にお宅に伺うのも仕事です。
- 高野さん：私はインテリアコーディネーターの資格を持っていて、主にお客様の内装関係のご相談に乗ることが多いです。また広報も担当していて2か月に1度の広報誌発行も担当です。実は以前、テレビ関係の仕事をしていたので、その経験を広報の仕事に活かしています。
- お仕事をする上で大切になさっているのは、どのようなことでしょうか？
- 石田さん：お客様に安心していただくことですね。そのためにはやはり長いお付き合いをさせていただき信頼関係を築くということでしょうか。
- 高島さん：その長いお付き合いということですが、そうなるとお客様のライフステージによってニーズが様々に変化していくのですね。例えば年齢を重ねて階段に手すりがないと辛くなるといったような。そういった変化を敏感に察知するためにも、小まめにお客様の所に顔を出さなければと思っています。
- 馬替さん：現場の人間として言うと、私たちの仕事というのはお客様の困りごとの解消、ストレス源の解消なのですね。しかし、私たち職人のマナーがなっていないと、私たち自身がストレス源になってしまう。ですから、まずは朝のあいさつ、終わりのあいさつ、掃除といった基本を徹底する。その上で職人、一人一人の個性も把握してそれを活かす。とにかく、気配り目配りが大切だと思います。
- 高野さん：ストレスということで言うと、工事中というのは他人が家に出入りしますし、作業の音もありますし、やはりそれ自体、お客様にとってストレスになってしまうものですよね。ですから、それを和らげる工夫をすることを心掛けています。例えば、家の庭で咲いていた花を一輪持っていくだけでも、随分、現場の雰囲気が和みます。
ご紹介
石田 満雄さん
いしだ みつお●代表取締役。一級建築施工管理技士。建築仕上診断技術者。一級建築塗装技能士。危険物乙種４類免許。創業27年、地域の方々にとって身近で信頼できる「住まいの主治医」であり続けるため、常に謙虚に技と心を磨き続ける。日本人らしい四季を感じる情緒を大切にするリフォームを提言する。
石田 博道さん
いしだ はくどう●専務取締役。宅地建物取引主任者。営業としてお客様から学ぶことがたくさんあり、好きなことをしながら自分を高められるこの仕事に、大きなやり甲斐を感じている。予算内で思い通りのライフスタイルが実現できる「中古物件×リフォーム」を推進している。
高島 浩蔵さん
たかしま こうぞう●営業部。長年勤務した旅行会社での営業経験を活かし、打合せ時から常にお客様にワクワクしながらリフォーム完成後の夢を描いていただけるよう心掛けている。また持ち前の明るさで、職場の雰囲気づくりや協力業者との呼吸合わせにも気を配っている。
馬替 良平さん
まがえ りょうへい●工事部。二級建築士。水回り空間から一棟丸ごとリフォームまでの現地調査、プランニング・積算現場管理を担当する。数多くの新築・増改築を手掛けてきた経験を基に、動線や収納の使い勝手を重視し、お客様が気づいていない不便さも解消することをモットーとする。
高野 美穂さん
たかの みほ●管理部。インテリアコーディネーター。色彩コーディネーター二級。福祉用具専門相談員二級。イベント企画、広報担当を行いながら、プランニングや内外装のコーディネートを行う。女性がいつまでも美しく活き活きと暮らせるリフォームを目指す。
