将来を見越した考え方で楽しくリフォーム計画を。
- OBの方からのリピートが重要だと伺いましたが、具体的に何か行っていますか?
- 倉島さん:今までお付き合いいただいたお客様にフロムエバー(エバー新聞)を年4回発行しています。1回2,500通ほど発送していますが、既に25年以上続けていますので、中には発行時期になるとお客様から催促の電話があるなど反響もいただいており、とても嬉しく思っています。弊社は「屋根・外壁」に特化したリフォーム会社ですが、せっかく繋がりができたお客様の新たなご要望に対応していくためにも、「キッチン」「バスルーム」「洗面台」「トイレ」といったリフォームの定番である水回りリフォーム情報もそのフロムエバー(エバー新聞)で紹介していますので、お問合せ後、受注させていただくケースも増えています。
- お客様へのちょっとしたアドバイスや提案が、大きな喜びや成果につながることがあると思いますが、 印象に残った事例があればお聞かせください。
- 倉島さん:弊社では省エネ住宅のための「断熱リフォーム工事」をお勧めしていますが、その中で助成金対象となる建材を使ったリフォームをさせていただくことがあります。実際に東京都品川区の例では、200万円の費用に対し10%の助成金が得られます。その分お客様は他に費用を使えますのでとても喜んでいただいたケースがありました。省エネ住宅に対する助成制度は、面倒な書類提出や、行政単位によって制度があるところと無いところがあります。さらに、年度が変わると内容が変更になるケースもありますので、常にアンテナを張っておくことが必要です。
品川区 住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修)の情報
※リンク先は品川区の例です。各行政区分によって内容が異なり、助成制度が無い場合もあります。 - 住まいづくりのプロから見た、「良い住まい」の条件を教えてください。
- 倉島さん:弊社は「屋根」と「外壁」に特化したリフォーム事業者ですので、その分野について特筆するならば、キーワードとして「通気性」「耐久性」「耐震性」「屋根の軽量性」「省エネ性」といった高機能を持った住宅が「良い住まい」の条件となると思います。高機能を追求するにはやはりそれに比例した費用がかさみますので、お客様それぞれのご予算の中でメリハリをつけることが大事だと思います。
全般的に言えることとして、リフォームは新築時より高機能を持った住宅にグレードアップすることができます。リフォーム事業者の中には、商売優先で、引き渡し時の意匠性だけで高額な費用を請求するところもあります。弊社は逆にお客様が考えたリフォーム箇所よりも優先すべき箇所のご提案をすることがあります。金額と見た目だけで終わらすのではなく、将来を見越した計画ある家づくりをお勧めしています。ご予算にも限度がありますので、いっぺんにリフォームできなくても何年後かに分けて完成させていくといった考え方もあります。「良い住まい」とは傷んだ箇所をオブラートに包んで終わらせるようなつくり方ではなく、とことん機能性を高めることの積み重ねかもしれません。長く住むための家づくりですので、お客様が一番大事にしたい生活スタイルと将来を見越した考え方で楽しくリフォームを計画していただければと思っています。
代表事例集
難しい雨漏り対応施工
以前他社でとても複雑な部分補修を繰り返ししていた様子でした。全面屋根及び屋根部分にある外壁の工事をして雨漏りを止めました。今までの部分補修では、雨漏りは止まらないと思いますし、他社では同様の施工対応は難しいと思われる案件でした。
東日本大震災で壊れた瓦屋根改修工事
東日本大震災により、屋根瓦が壊れてしまったため、補修をさせていただきました。現地調査数日後に棟の補修を実施しましたが、震災対応で様々な案件を順番に施工する必要があったため、後日、本工事を実施しました。