リフォームでは、素敵な「家」を作るのではなく、充実した「暮らし」を手に入れることが大切です。
- お客様へのちょっとしたアドバイスや提案が、大きな喜びや成果につながることがあると思いますが、 印象に残った事例があればお聞かせください。
- 内田さん:ターゲットマンションならではのエピソードかもしれませんが、あるマンションでキッチンリフォームのご依頼を毎月のようにいただきました。共通しているのは、そのマンションの初期のキッチンのつくりが孤立しているので、間仕切壁をなくしたいというご要望でした。間取り変更を伴うリフォームは、完成後のイメージが湧きにくいものかと思いますが、過去に同じ間取りから生まれた様々なプランを交えてご提案することで、お客様の理想のプランをすぐに具体化させることができました。お客様によって開放感重視なプランや、収納力重視なプランなど、それぞれのアレンジが加わりますが、皆様からご満足の声をいただくことができており、さらにそこから同間取りに住むご近隣様へのご紹介へ繋がっています。
- 住まいづくりのプロから見た、「良い住まい」の条件を教えてください。
- 内田さん:良い住まいとは、完成後すぐというより、住み始めてしばらくたった頃の暮らしによって見えてくるものだと思います。つまり、日々の生活のなかで使いやすさや居心地の良さを実感したとき、本当に良い住まいになったのだと言えますし、私たちはそれを予測してお客様も気が付かない良い住まいのご提案をしていきたいと考えています。例えば弊社では、お客様に言われたままの工事をするというよりは、お客様ごとにヒアリングの中で理想の暮らしを探り、それを叶えるにはどうプランするべきかをじっくり検討してご提案することを心がけています。その中で、勿体ないと思える工事部分については施工をしないご提案をすることもあります。弊社にとっては言われたことをやったほうが売り上げになりますが、後々のことを考えると無駄な費用になることが目に見えているからです。そのようにして完成した「良い住まい」を暮らしながら実感していただけていることが、ご満足の声として良い「口コミ」になるのだと感じております。
- 掛布さん:家づくりはお客様にとって人生でも重要な案件ですので、ご家族やご自身にとって「これだけは譲れない」という部分についてはぜひ実施した方が良いと思います。無駄な工事という意味ではなく、趣味の空間であるとか、設備のこだわりといったことです。
自分たちの理想を諦めたことにより「こうしておけば良かった」と後悔するかもしれません。逆に、こだわったことにより満足できるリフォームになることもあります。予算に限りがあれば他のリフォーム箇所とのメリハリをつけることも考えて、対応するリフォーム担当者に相談して進めることが大事だと思います。
代表事例集
日当たり抜群の40㎡LDKを実現したこだわりのリノベーション
日当たりの良い南側のお部屋と、LDKを統合した広々40㎡プラン。ストライプが鮮やかな印象の天然木アクセント壁材を採用した贅沢なLDK空間を演出しています。
独立したキッチンはダイニング側に向けた対面式にして、壁側にはしっかりとした収納スペースを確保することで、物が散らかりにくいスッキリとしたダイニングキッチンとなりました。
給水管や給湯管などのインフラ部分もしっかりと改修し、見えないところも含め新築同様にするなど、こだわりのリノベーションになりました。
防音性能が格段にアップした音楽室に生まれ変わりました
当初お客様は、洗面室、ユニットバスの水回り改装をご希望でしたが、プランの検討を重ねる中でフルリフォームへと発展。
ご夫婦共用の音楽室は間取りを変更し、ご自慢のグランドピアノが生える一室に。最上階の強みを活かし高い天井高を確保するとともに、防音対策をしっかりと行い、心地よい音が響き渡るサウンドルームになりました。また、床に採用した無垢フローリングが、音をやさしく包みます。