Professional.31 TAKASUGI 株式会社（熊本県熊本市）Vol.2｜リフォームの匠たち

お客様の気持ちに寄り添ったリフォームが印象深いです。

お客様へのちょっとしたアドバイスや提案が、大きな喜びや成果につながることがあると思いますが、印象に残った事例があればお聞かせください。: 岡田さん：モルタルづくりの大きな門扉をタイル張りにする外構リフォームが印象に残っています。工期が長くなり1か月ほどかかったのですが、完成したときに、奥様は感激の涙も浮かべて、ご夫婦で手を取り合って「リフォームして良かった！」とおっしゃっていました。暑い季節で毎日汗を流しながら作業する職人と私も毎日欠かさず施工チェックに伺っていましたが、その様子を見て苦労が報われましたし、私自身も感慨深くこの仕事を一生やろうと決めた瞬間でもありました。; また、別のお客様の案件で、熊本でも有数の住宅街の400㎡もの敷地がある住宅のリフォームを担当させていただきました。大きな家で、はたから見てもリフォームが必要な様子でしたので、ほぼ毎日、名刺をポストに入れてご挨拶に伺いました。もちろん、同様に同業者も多数営業アプローチをしていましたが、お客様からは「貴方なので決めました」とおっしゃって、私を選んでいただきました。お客様と同世代で意気も合いましたし、お嬢様もなついていただき、ハード面でもソフト面でも本当に充実したリフォームとなったことが思い出に残っています。; 濱田さん：築80年の古民家再生リフォームがとても印象に残っています。特にお祖母様にとって大切で思い出深い家でしたので、解体工事が始まると、「私の家に何をするの？」といった恐怖心を抱かれていました。本格的な古民家再生リフォームを手掛けることが初めてでしたので、私も職人も手探り状態で慎重に計画し、施工を進めていく中、徐々に信頼関係もできてきて、最初恐怖心でいっぱいだったお祖母様の表情にも笑顔が多くなってきました。; 家とその外構まで入れると実に1年半くらいかかりましたが、古民家風喫茶店のような仕上がりや、段差にはスロープを付けたバリアフリー化により、快適に暮らせる家になりました。私も職人に交じって年季の入った壁や柱を磨き上げましたし、完成後はお祖母様が嬉し涙を浮かべて感激されていましたので、とても印象深いリフォームでした。; 廣瀬さん：女性1人でお子様を育てていらしたお客様のマンションリフォームがとても思い出に残っています。経済的にもご予算が十分ではなかったので、どうしてもできない工事もあり、建具の入替えをあきらめ塗装処理で済ませたところもありました。少しでも節約していただきたいと思い、私自らDIY店に足を運び、希望されていたドアノブを購入して取り付けたりしました。常にお客様に寄り添った楽しい打合せ時間も含め、とても有意義なリフォームでした。
住まいづくりのプロから見た、「良い住まい」の条件を教えてください。: 岡田さん：弊社の理念にもある「環境と健康に優しい住まいづくり」が実現できる家ですね。やはり人に有害な湿気によるカビやシロアリの他、シックハウスの原因を排除した健康住宅が良いですね。また、快適に過ごせるように風通しが良かったり気持ちよい日光が入ったりするような計算された間取りがある家が良い家の条件だと思います。さらに熊本では大きな地震もありましたので、壁に補強材を入れるなど、災害にも強い安心できる家ということも言えると思います。私も理想の家づくりをご提供できるように日々研鑽していきたいと思っています。; 濱田さん：良い家とは住んでから愛着がわく家だと思います。例えば床や廊下に傷がついてもそれが味わいに繋がるような生活感のある家ですね。メンテナンス1つとっても、お風呂場にある曇った鏡の汚れも、入浴後体を拭いたタオルでひと拭きすれば抑えられます。細かいことですが、キレイが長続きにすると思いますし、住む人と同じように年輪を重ねていく家が良い家になるのではないでしょうか。; 廣瀬さん：一刻も早く帰って自分の時間を有意義に過ごせるような家が良いと思います。私も趣味が多い方ですが、例えば料理が趣味でしたら調理スペースや器具にこだわりを持った空間づくり、読書が趣味なら書斎に素敵な本棚を造作するなど、自分のライフスタイルや楽しい時間を過ごせる家が良い家だと思います。

代表事例集

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古民家改装　築80年木造住宅全面改装　間取り変更・住設機器取替え

築80年の古民家を既存の素材を生かしつつ現代風のデザインを合わせモダンな仕上がりにしました。構造材も大きな梁を見せ、天井空間を高くし天井材を貼ることで温かみをだし、構造材に塗装することで深みがでました。壁においても1Fは漆喰を塗り、2Fはクロス仕上げと使い分けを行いました。またアクセントにエコカラットを貼るなどデザイン性・機能性をアップさせたことや、玄関アプローチは高齢者が住まれている為、摺を設置しバリアフリー仕上げるなど、快適な住空間を実現しました。

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中古住宅後の再生リフォーム

中古物件からのリノベーションにて全面スケルトン状態にして大規模な間取り変更を行い、和室の続き間から広々した家族団欒のLDKに生まれ変わりました。キッチン裏のパントリーや小屋裏を利用した収納など、各所に機能性を重視した間取りにしました。ペアガラス・ウレタンフォーム吹付により断熱性を向上させバリアフリーにも配慮した住まいとなりました。

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外光を十分に取り入れられる大きな窓を採用したリビング・ダイニングのリフォーム

リビング・ダイニングの間に壁があり2間続きでしたが、壁を取り除くことで開放感のあるリビングに仕上げました。既存の聚楽を剥がした上で窓サイズも大きく変更することで、外からの光を十分に取り入れることができました。部屋全体(床・壁・天井)に無垢材を1枚1枚張り合わせ、既存柱に塗装をすることで深みを出しました。