首都圏でニーズの高いマンションリフォームで、グッドデザイン賞を受賞した「中古マンション再生システム」や、女性ならではの視点で提案するリノベーションの秘訣とは。
リフォームのご対応は「スピード重視」を心掛けています。
- 貴社の特長や強みをお聞かせください。
- 大井さん：弊社は平成16年（2004年）創業で、早くからマンションのスケルトンリフォームを提案しております。2011年には設計主任の鶴崎が企画立案したスケルトンリフォームの「中古マンション再生システム」でグッドデザイン賞を受賞し、これをシステムパッケージにしてお客様にご提供をしております。弊社の得意分野はこのマンションスケルトンリフォームですが、現在の売り上げ構成比はマンションと戸建てで半々程度です。その理由の一つとして、築40～50年の木造住宅は建築基準法※1で建築制限がかかるので、リフォームをして住みたいというニーズが多くなることがあげられます。また、弊社の一番の売りはデザイン性ですが、同時に住宅の温熱環境や空気環境などを重視した機能性も持たせております。お客様には住みやすさをご提供するとともに、使用する部品一つひとつの品質を高め、長きにわたり安心安全に住んでいただくことを追求するなど、他社とは違うご提案を行っております。
- ※1：建築基準法（再建築不可物件）：現在の建物を壊して新たな建築ができない物件。規定ができる以前の建物はリフォームをして住み続けることは可能。
- リフォーム業で一番大事にされていることや、普段から心がけていることについてお聞かせください。
- 大井さん：リフォームのお客様は、新築のお客様より急がれている方が多いので、スピード重視を心掛けています。お問合わせに対してのリアクションやできるだけ早くお客様にコンタクトして面談させていただくなど、とにかくスピードを意識すると同時に、解りやすい簡潔なラフ案をご提示することからスタートして、できるだけ早く施工させていただくようにしております。
- コロナ禍以降の問合せ状況や、工夫されていることをお聞かせください。
- 大井さん：コロナ禍でリフォームを計画されるお客様のニーズはかなり変化してきています。やはり、新型コロナウィルス感染予防や、リモートワークの環境を意識してリフォームを検討されているケースが多く見られます。戸建てと違い狭いスペースを有効に使っているマンションは、新しく換気装置や手洗い場を設けることが難しい造りになっていますが、玄関に近い水回りスペースを工夫して手洗い場を設けたり、古いマンションの場合はエネルギーロスや温度変化の少ない24時間換気設備のご提案を行ったりしております。また、リビングの一角を利用して、家族とも会話ができる距離に改装ワークスペースを作るなど、お客様と会話しながらご要望に合う設計のご提案をしております。
- お客様の声の一つとして「口コミ」が挙げられますが、口コミが書かれることについて、どのように捉えていますか。また、口コミの活用方法についてもお聞かせください。
- 大井さん：口コミは弊社で行った施工に対するお客様の生の声ですので、真摯に受け止めております。客観的な情報ですので、大変参考になります。また、口コミを見た次のお客様がどう選択するか、今後ご用命いただくお客様にとっても有益な情報だと思います。弊社ではさらに高評価をいただける様に、スタッフ一同日々改善しながら努力していきたいと思っています。
- この取材は新型コロナウィルス感染拡大防止のため、オンラインで実施しました。
