04施主支給のキッチンで中古住宅
戸建を思い描いた住まいへ
- 第4回
- 東京都港区S様邸
ご家族が増えたことを機に、東京都港区の賃貸マンションから、同区内の中古の戸建住宅を購入。全面リフォーム後に転居した。施主支給であるシステムキッチンの施工が対応できるリフォーム事業者をリフォーム評価ナビにて選定。自分たちの思い描いた住まいづくりのために様々な情報を収集し、リフォーム事業者と細かい打ち合わせを重ねた。
- 家族構成/
- 3人(夫婦+子供1人)+犬1匹
- 建物タイプ/
- 戸建て 築18年
- リフォーム部位/
- 全面リフォーム:浴室・洗面所・トイレ・キッチン・リビング・洋室・寝室・床・玄関・廊下・階段・外壁・屋根
- 施工期間/
- 約1.5ヶ月
- 施工費用/
- 約600万円(施主支給のキッチン・照明除く)
- 施工会社/
- 株式会社池田元一商店 リモデル事業部
リフォーム検討のきっかけ
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?
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子供の出産を機に、1LDKの賃貸マンションから、広い家への転居を計画しました。新築マンションや建売住宅の購入も検討しましたが、今までの生活エリアに近いことや間取りの良さ、将来の子供の教育環境などを考慮して、同じ東京都港区の中古の戸建住宅を購入しました。当初、中古住宅は耐震性に不安がありましたが、情報収集するうちにホームインスペクション(住宅診断)などをすれば問題ないということを知って、安心して全面リフォームができました。理想の住宅にするために設備もデザインもこだわりましたが、建売住宅よりコストの面でも使い勝手でも納得の結果になりましたので、とても満足しています。
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リフォームによって子供にも
大人にも過ごしやすい家に
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要望の整理・予算立て
- どのようにしてリフォームの要望を整理したのですか?
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中古住宅の全面リフォームでしたが、予算面で可能な限り圧縮したい考えでした。でも反面自分たちのこだわりも持ちたかったので、デザイン面では夫婦で話し合ってテーマを絞り、新築住宅のWeb内覧会なども参考にしながら、仕様を決めていきました。その中でも特にキッチンについては、コストパフォーマンスを実現したかったので、施主支給という方法で費用を抑えました。マンションのモデルルームで展示されていたキッチンで、料理や洗い物など食洗機使用もしていない新古品をネットで購入しました。多分、新品の半額以下で購入できたと思います。
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インターネットで見つけた施主支給のキッチン
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事業者探し
- どのようにしてリフォームの依頼先を探したのですか?
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住宅購入の仲介をしていただいた不動産会社さんからも1社紹介されましたが、基本的にはネットで検索した「リフォーム評価ナビ」で選んだ事業者に絞って、見積りを依頼しました。「リフォーム評価ナビ」を利用した理由は、「国交省の採択サイトである」「紹介手数料が掛からない」「リフォーム経験者の口コミ情報が充実している」といった点に魅力を感じ、安心してリフォーム事業者探しができました。
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「リフォーム評価ナビ」は口コミ情報が
充実していると語るS様
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依頼先の決定
- 依頼先決定の決め手は何でしたか?
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「リフォーム評価ナビ」で5社に見積依頼をしましたが、反応が早かった3社に現地調査をお願いしました。我が家を作り直すという「わくわく感」もあり、少しでも早く進めたいと思いました。さらに、その中で施主支給のキッチンについて施工が可能な2社に絞って最終検討を行いました。
提出された見積り金額は2倍近い開きがありましたが、主人からのアドバイスに沿って、仕様の違いや工事個所の有無などを一覧にして比較しました。最終的には予算内でより多くの希望が叶えられ、必要のない工事は適切に省けるかどうかで判断しました。わからない見積りの項目は細かく質問したり、相見積りを取っていたリフォーム事業者にも相互に必要性を確認したりして、少しずつ知識を蓄えながら検討していきました。
お願いした株式会社池田元一商店さんは、ご担当者さんの正直な人柄と、提案内容を押し付けてこないところが良かったです。必ずすべき施工内容とそうでもないことをきちんと説明してくださり、予算内で希望を実現できる提案でしたので決定しました。-
屋根塗装も雨水の通り道を確保するため、
縁切り(タスペーサー使用)施工をしている
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リフォームの実施
- リフォームされて、いかがですか?
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キッチンはデザインやコスト面にこだわって、施主支給でお願いしたのですが、以前住んでいた賃貸マンションのものに比べ、広くて収納も豊富ですし、食洗機もあってとても便利で大満足です。また、元々あったキッチンの壁面はタイル張りで、出窓部分もステンレス板でしたが、新しいものは防汚加工されたパネルでお掃除もとても楽です。
さらに、階段が急なのですが、フローリングを含め明るい色調にしているため、圧迫感が少なくなりました。安全性も考え、手すりも設置しました。
その他、屋根と外壁もリフォームしましたが、特にスレート瓦屋根の塗装では、縁切りをタスペーサーを使って施工していただきました。仕上がってからではわかりませんが、スレート瓦にきちんと隙間を作っておかないと、後々、屋根下地の腐食、屋根裏のカビ、ひいては雨漏りにつながることを、見積りの段階でリフォーム事業者から教えてもらいました。このような細かい項目を確認しながら、しっかりとした施工をしていただいたので安心です。-
家全体を明るい白ベースの壁とフローリングにすることで、視界も広がり、安全性も高くなる
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リフォーム成功の秘訣
- リフォーム経験者として、今後、リフォームを検討している方へ向けたアドバイスをお願いします。
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やはり、相見積りは必要だと思います。会社によって少しずつ施工内容が違うので、本当に必要な内容なのかは、複数の見積りを見比べてみないとわかりません。疑問に思ったことは、躊躇せず聞いて納得することが大事だと思いました。各社の良い部分の提案を重ねて検討することで、より完成度の高いリフォームができると思います。
また、住まいのイメージはリフォーム事業者任せにしない方がいいです。自分たちにとって理想的な住まいにするためには、必要なことをしっかりと見極め、なおかつ統一感がなくならないようにテーマを決める必要があると思います。住宅設備メーカーのショールームには専門のスタッフもいるので、その方々への相談も有効だと感じました。リフォーム事業者には、具体的なデザインのイメージと使用したい設備の機能を明確に伝えることで、時間も費用も節約できます。
さらに付け加えるなら、リフォームはアフターメンテナンスも大事ですので、担当者だけでなく、経営者の方からもご挨拶をいただけたことは安心できました。
長くお付き合いできる会社かどうかも、リフォーム事業者を選ぶうえで重要な要素です。-
住宅設備メーカーのショールームでのアドバイス
も大変参考になる
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