屋根材の種類と選ぶときの注意点

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屋根材の種類と選ぶときの注意点

外観の美しさを左右する屋根ですが、時を重ねていくと屋根材の劣化が激しくなり、最悪の場合は雨もりの原因にもなります。粘土瓦やセメント瓦は、浮いてきたりズレたりすることがあり、補修が必要になります。スレートや金属屋根の場合は、5~10年ごと塗り替えが必要。そして、それぞれの屋根材には耐用年数があるので葺き替えなければいけません。リフォーム前とリフォーム後の屋根材の相性についてもご紹介します。

まずは屋根材の特徴を知っておこう

まずは屋根材の特徴を知っておこう

屋根材には大きく分けて、粘土系、セメント・コンクリート系、スレート系、金属系の4つの種類があります。それぞれの特徴をよく知っておくことが大切です。

【粘土系】
いわゆる瓦といわれているものです。日本の住宅では古くから用いられてきた屋根材ですが、最近は、現代風の住宅にもマッチする洋風瓦が多くなってきました。釉薬を用いた陶器瓦と釉薬を用いない素焼き瓦があります。ある程度の強度はありますが、割れやすいのが難点。非常に重く、住宅の上部に重量がかかるため、躯体構造を強固にしなければなりません。耐久性があり、10年ごとに締めつけなどのメンテナンスをしっかり行えば、30~40年は使用できます。

【セメント・コンクリート系】
粘土を使った瓦よりも軽く安価ですが、素材自体には防水性がないので定期的な塗装が必要。塗装の色は自由に選べ、和洋どちらの建物にも似合う外観が可能。5~20年に一度は塗り直し、20年を目安に葺き替えを行います。

【スレート系】
現在主流となっている屋根材です。カラーベストやコロニアルといった化粧スレートが一般的ですが、玄昌石などを使った天然スレートもあります。化粧スレートは安価で軽く施工性も良い屋根材。耐用年数は20~25年。定期的な防水塗装(7~10年に一度)が必要です。

【金属系】
鉄板にメッキを施した屋根材。そのなかでも耐久性や耐候性に優れたガルバリウム鋼板が人気です。鉄板の表面にアルミニウムと亜鉛で溶融メッキを施しています。非常に軽いので施工しやすいのが特徴。5~6年ごとにサビや色落ちを点検し、10~15年に一度は塗装をしなければなりません。

屋根勾配にも注意して屋根材を選ぶ

屋根勾配にも注意して屋根材を選ぶ

屋根材を選ぶときには色やデザインも重要ですが、屋根の勾配により使える屋根材が違ってくるので、屋根勾配にも注意しなければなりません。勾配は、水平距離と垂直距離の関係によって決められ、1寸勾配は水平距離10に対して垂直距離1のこと。かなりゆるい勾配になっています。4寸勾配は水平距離10に対して垂直距離4で急勾配といえます。勾配がゆるいものほど、防水性能が必要になってきます。1寸勾配、2寸勾配で使用できるのは、金属系のみ。3寸勾配は金属系とスレート系が使え、粘土系やセメント・コンクリート系などの瓦は4寸勾配から使用できます。

ガルバリウム鋼板やフッ素鋼板などの金属系屋根材はさまざまな勾配に対応し、耐久性、耐酸性、耐熱性も高いので、リフォームにおける屋根材としてとても人気があります。また、ほかの屋根材と比べてとても軽いので、地震に強いのも特徴。

リフォームで太陽光発電を搭載する場合は、屋根の荷重に気をつけたいもの。太陽光発電はかなりの重量になるので、現在の屋根構造では耐えられず下地の補強が必要になってくる場合もあります。屋根材を全面的に葺き替えるのであれば、太陽光発電一体型の屋根材を採用するのも一案です。

葺き替えは、現在の屋根材との相性を考える

葺き替えは、現在の屋根材との相性を考える

リフォームで屋根材を葺き替える場合、同じ屋根材なら問題ありませんが、違う屋根材に葺き替えたいと思う方もいらっしゃるでしょう。その場合、屋根材の相性が問題になってきます。

【粘土系から他の屋根材へ】
セメント・コンクリート系は、コストは安くなりますが美観は劣ります。スレート系、金属系は耐震性が上がり、コストも安いです。

【セメント・コンクリート系から他の屋根材へ】
粘土系は、重量が増すので躯体構造のチェックが必要。

【スレート系から他の屋根材へ】
粘土系、セメント・コンクリート系は重量が増すので躯体構造のチェックが必要。金属系は以下に紹介する重ね葺きをした方がコストが下がり、性能が上がります。

【金属系から他の屋根材へ】
粘土系、セメント・コンクリート系は重量が増すので躯体構造のチェックが必要。スレート系は以下に紹介する重ね葺きがおすすめ。

屋根材は葺き替えばかりでなく、現状の屋根材の上から新たな屋根材を葺いて2重構造にするカバー工法という方法があります。屋根材が二重になるため、断熱効果も向上。カバー工法でよく用いられているのが、金属系の屋根材です。ほかの屋根材と比べて軽く、形も加工しやすいのが、カバー工法に向いている理由。金属屋根は、瓦やスレートと比べるとデザイン性が劣っている印象があったのですが、最近では瓦調のデザインをしたものや天然石をコーティングしたものなどが登場し、味わい深い仕上がりになっています。

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