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2026.01.16

【セミナーレポート】口コミを軸に信頼を積み上げる、リフォーム集客の「新」常識

  • #セミナー・講演会
サムネイル:【セミナーレポート】口コミを軸に信頼を積み上げる、リフォーム集客の「新」常識

目次

1. セミナーについて

2025年12月、一般財団法人住まいづくりナビセンターとハウスケープ株式会社の共催によるオンラインセミナーが開催され、同センターの玉上が登壇し、「顧客と信頼関係を深める最強の集客術」をテーマに、リフォーム業界を取り巻く環境の変化と、これからの時代に求められる「口コミを軸にした集客設計」について講演しました。
本レポートでは、その講演の要点をお伝えします。

2. スピーカー紹介

玉上 陽一 (一般財団法人住まいづくりナビセンター)
ハウスメーカーにて新築・リフォーム営業、商品開発、マーケティングを経験。現在は、リフォームポータルサイト「リフォーム評価ナビ」のサービス企画・開発や、事業者のWeb集客支援(事業者ページ制作など)に従事している。

3. 中小リフォーム事業者が直面する「信頼獲得」の壁

昨今、リフォーム詐欺などのネガティブなニュースが散見される影響で、消費者の警戒心はかつてないほど高まっています。 こうした状況下で、知名度の高くない中小事業者は「知られていないこと」がそのまま「信頼性の低さ」と見なされかねないという厳しい現実に直面しています。
どれほど高い施工品質や丁寧な対応力を持っていても、インターネット上でその価値が可視化されていなければ、消費者には伝わりません。結果として、他社との差別化が難しくなり、高騰する広告費に依存せざるを得ない状況に陥りやすいのです。

4. 「広告頼み」の集客が抱える限界

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また、従来の「広告中心の集客モデル」が限界を迎えています。

リフォームという商材は、言葉や写真だけでサービスの質を伝えるのが難しく、キャッチコピーなどの表現も模倣されやすい特性があります。
また、日本の広告市場全体の動向を見ると、マス広告(テレビ・新聞等)が減少する一方で、インターネット広告費は年々増加しています。しかし、広告を表示できる「枠」には限りがあるため、出稿したい企業が増えれば増えるほど、必然的にクリック単価などの費用は高騰します。

「莫大な広告費を投入できるのは、一部の大手企業だけ」

大手と違い、資金力に限りがある中小事業者が“広告のみ”で大手と勝負しても負けてしまいます。

5. 広告を打つ前に、まず「信頼の土台」を固める

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では、中小事業者はどう戦うべきか。その解決策として提案したいのが、広告を出す前に、まず信頼の土台(=口コミ)を整えるという方法です。 広告を出してお客様を呼び込む前に、消費者が安心して判断できる材料、つまり『口コミ』を予め用意しておくということです。

例えば、皆さんがよく利用されるAmazonや楽天などのECサイトでレビューのない商品が売れにくいのと同様に、リフォームにおいても口コミがなければ、いくら広告で露出を増やしても成約には結びつきにくいのが現状です。 口コミは単なる「集客の一手段」ではなく、集客を成功させるための前提条件であると考えるべきです。

実際、総務省の『情報通信白書』によれば、全世代の約8割が購入や契約の際に口コミを参考にしています。 「企業発信の情報は、自社に都合の良いことしか書かれていない」と消費者が感じている現代において、第三者による評価こそが情報の信憑性を担保する鍵となります。

6. 口コミは「集客の基礎インフラ」である

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ここで改めて整理されたのが、「広告」と「口コミ」の正しい関係性です。

  • Step 1:口コミを蓄積する(信頼の土台づくり)
  • Step 2:広告を出稿する(認知の拡大)

この順序を守ることで、広告の効果は劇的に変わります。広告経由で訪れた見込み客が、掲載されている良質な口コミを確認し、「ここなら信頼できそうだ」と感じることで、問い合わせの質が向上します。さらに、そうした顧客とは良好な関係を築きやすく、将来的にはリピートや紹介につながる「優良顧客」へと育つ可能性も高まります。

短期的な反響を追うのではなく、長期的に信頼資産を積み上げる——。
口コミを「小手先のテクニック」ではなく、「経営の基盤」として捉える姿勢の重要性が語られました。

7. 地図アプリだけでは不十分? 消費者のリアルな行動心理

現在、多くの消費者がリフォーム会社探しにGoogleマップなどの地図アプリを利用する人が多いと思います。 しかし、地図アプリに掲載されている口コミ情報だけで、リフォーム会社を最終決定する人は少ないのではないでしょうか。
リフォームは高額な買い物であるため、消費者は心理的に「失敗を避けたい」と慎重になります。地図情報を入り口にしつつも、ポータルサイトや公式HPなど、複数の媒体を横断して情報を精査(クロスチェック)するのが一般的です。
「地図アプリにしか情報がない会社と、地図アプリ・ポータルサイト・HPのすべてで情報が確認できる会社。どちらが信頼されるか?」という話です。
複数の第三者メディアに情報が掲載されていること自体が、消費者の安心感、信頼獲得につながっているということです。

8. 口コミを起点とした「勝ちパターン」の導線設計

集客を考えるとき、多くの方が、チャネルごとの反響、費用対効果を考えがちですが、その考え方は危険です。
例えば、皆さんも、商品を購入した際、何かの 「記事」を、読んで、そのあと、しばらく、忘れていたけれど、友達と、話しているときに、また、思い出して、SNSを見て、Amazonや楽天で購入した!みたいな、経験を、されたことが、あるのではないでしょうか。
その時に、「Amazonで検索して、Amazonで買った!」という結果だけを見て判断してしまうと、集客に大きな影響が出てくる可能性があります。  
これは、リフォームも同じです。 最初に、チラシで、会社を発見して、その会社を、Googleマップや、ポータルサイトの「クチコミ評価」で比較して、そのあと、事業者のHPや、SNSで確認してから、お店に訪れる、といったことは、珍しいことではありません。

つまり「集客」に成功するためには、「全体最適」で考えて施策をつなげていくことが大事になるということです。

このように、商品やサービスを中心において、複数の接点(タッチポイント)を有機的に連携させることで、知って、興味を持ってもらい、問い合わせへとつなげる設計が必要です。

9. まとめ|口コミ評価を「集客」の基礎と捉える!

「口コミ評価」を基礎に信頼を育て、その上で広告を活用する」
本セミナーで一番お伝えしたかったのは、「口コミ評価」を集客戦略の核として据えるという考え方です。AIを活用してリフォーム会社を探すお客様が増える中、「口コミ評価」はますます、重要になってきています。
広告、SNS、ホームページなど個別の集客施策をバラバラに行うのではなく、口コミ評価を基礎とすることが、これからの集客には必要不可欠なものとなるのではないでしょうか。

10. 【団体概要】一般財団法人住まいづくりナビセンター

東京都中央区に拠点を置く、住まいに関する公正・中立な情報提供を行う一般財団法人として2011年設立。
国土交通省の補助採択を受け、リフォームポータルサイト「リフォーム評価ナビ」の運営を通じ、消費者と事業者の双方が安心できる環境整備に取り組むほか、建築士や税理士などの専門家による相談サービスも提供。公的機関や各種団体へのセミナー講師派遣も積極的に行い、業界全体の健全な発展に寄与している。
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