寝室の壁紙(クロス)にこだわり安眠効果の高い空間に|色や機能の選び方を解説

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寝室の壁紙(クロス)にこだわり安眠効果の高い空間に|色や機能の選び方を解説

掲載日:2024年2月16日

寝室のリフォームでは、壁紙選びが重要です。安眠効果の高い空間にすべく、壁紙の色や天井とのバランス、機能性などを確認していきましょう。今回は、壁紙の色や機能にフォーカスし、選ぶ際のポイントをご紹介します。寝室のリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

寝室の壁紙|安眠効果を高める色選びの基本

寝室の壁紙を適切に選ぶには、まず安眠効果を高める色選びの基本を押さえておく必要があります。色の違いによる効果や配色のバランスが重要になりますので、確認しておきましょう。

色の違いによる効果

色には心理的に影響を与える効果があるとされていますので、寝室の壁紙を選ぶ前にそれぞれの色の効果をチェックしておきましょう。

  • 赤:インパクトのある色。気分を高騰させて元気で活動的な気分にする効果がある。
  • 青:海や青空を連想させる色。冷静な気持ちにする効果がある。
  • 黄:明るい賑やかな印象がある色。楽しい気持ちになる効果がある。
  • 緑:木々の緑を連想させる色。リラックス効果や疲労回復効果がある。
  • 紫:情熱と冷静さを併せ持つ魅惑的な色。鎮静作用やリラックス効果がある。
  • 茶:土や木を連想させる色。緊張を和らげる効果がある。
  • 黒:ポジティブとネガティブの両面を併せ持つ色。不安な気持ちになる作用もある。

それぞれの色について一般的に言われている効果や作用を記載しましたが、色に対する感じ方は人それぞれです。参考にしつつ、自身や家族の落ち着く色を選んでみてください。

派手な柄や彩度の高い色はNG

色に対する感じ方は人それぞれですが、一般的に派手な柄や彩度の高い色は寝室に向いていないとされています。特に赤や黄は脳に刺激を与えやすく、落ち着いて過ごせないかもしれません。彩度の高い色も一見きれいに思えるものの、寝室の壁紙には不向きと言われています。冷静な気持ちにする効果があるとされる青や疲労回復効果が期待できる茶色にする場合も、明るく、はっきりとした色調は避けたほうが無難です。

また、光を反射する金や銀など、光沢のある壁紙もまぶしくて落ち着かない可能性があります。派手な柄やカラフルな色は、脳に刺激を与えて寝付きが悪くなる恐れがありますので注意しましょう。寝室の壁紙を選ぶ際は、目立ちにくい控えめな柄やマットな質感で光を反射しない色がおすすめです。

寝室の全体的な色のバランスを考慮する

寝室の壁紙で色を検討する際は、寝室の全体的な色とのバランスを取るのが重要です。以下のバランスでカラーコーディネートすると、まとまりやすくなるとされています。

  • カーテンやベッドカバーなどのメインカラー=25%
  • 壁紙・床・天井などのベースカラー=70%
  • クッションなど小物のアクセントカラー=5%

壁紙や床、天井などはリラックス効果のある色を採用し、柄の入った色をメインカラーやアクセントカラーに取り入れるとバランスが良くなります。なお、アクセントクロスを使いたい場合は、周囲の壁紙にホワイトや家具などと同色の薄い色を選ぶと、アクセントクロスが引き立ちますのでおすすめです。

寝室の壁紙|色選びで失敗しない7つのポイント

寝室の壁紙で色を選ぶ際の基本がわかったところで、色選びで失敗を防ぐ以下のポイントを押さえておきましょう。

①落ち着いた色を選ぶ

寝室の壁紙のベースカラーは、オフホワイトやベージュなどの落ち着いた色を選びましょう。ぐっすりと眠るためには、リラックスできる薄めの色がおすすめです。壁紙の色が濃いと、寝室全体が圧迫されるように感じてしまい落ち着いて眠れない場合があります。

白系を選ぶ際は、少しだけ色の入ったオフホワイトを選ぶのがポイントです。真っ白な壁紙は明るすぎると感じるかもしれません。全面がオフホワイトで冷たい雰囲気に感じるなら、小さな模様が入った壁紙を選ぶと温かみが足されますので良いでしょう。

➁アクセントクロスは一面のみに使う

壁紙の一部に違う柄を配置する「アクセントクロス」は、一面のみに使用しましょう。アクセントクロスは壁紙にメリハリを付けるのに有効ですが、使いすぎると柄が目立ってしまい逆効果です。上手に使用すれば、落ち着きやすい空間を作りながらも、おしゃれな寝室を演出できます。アクセントクロスとして使用する壁紙は、木目・レンガ・ストライプ・花柄などがおすすめです。色は薄い緑や茶が適しています。

③リラックス効果を高めるのは青や緑

質の高い睡眠には、リラックスした状態で床につく必要があります。リラックス効果を高めるには、青や緑がおすすめです。青は青空や海を連想させる色で、心を落ち着かせる鎮静効果が期待できます。ただし、濃すぎると逆効果になる場合もありますので、薄めの水色や爽やかなライトブルーを選びましょう。

緑は新緑や豊かな自然を連想させ、高いリラックス効果が期待できる色です。目の疲れを癒やす効果もあるとされており、より高い安眠効果が期待できます。青と同様、やはり濃すぎない色を選ぶのがポイントです。

④暖色系は体感温度を上げる効果が期待できる

北向きの寝室で寒さを感じる場合は、黄色やオレンジなどの暖色系の壁紙を選ぶのも方法の一つです。暖色系の壁紙は体感温度を上げる効果が期待できますので、北向きで寒くなりがちな寝室なら検討してみましょう。

ただし、暖色系の色は明るめに感じやすく、リラックス効果を得られないケースがあります。壁紙全体に暖色系の色を使うのではなく、アクセントクロスとして採用するのがおすすめです。また、濃すぎる色も落ち着かないので、トーンを抑えた色を選択しましょう。

⑤天井は暗めの色を選ぶ

天井の壁紙は、暗めの色を選ぶのがおすすめです。天井が明るいと部屋が広く感じられるメリットがあるものの、ベッドで横になった際に落ち着かない場合があります。また、柄が入っている壁紙ではなく、無地を選ぶのもポイントです。柄が目に入ると寝付きが悪くなるケースがあります。例えば、木目柄は「目」に見えて、誰かから見られているように感じるといった声もあります。
壁の色を少し明るめにしつつ、天井が暗くなるように調節する方法もあります。寝室をリフォームする際に壁だけ張り替える場合には、天井よりも少し明るめの色を選ぶと落ち着きやすい空間を作りやすくなりますので、検討してみてください。

⑥家具と統一感のある色を選ぶ

ベッドやサイドテーブル、チェストなどの家具に色を合わせると、統一感のある寝室にコーディネートできます。薄い色の木材を使った家具と合わせるなら、白系やベージュ系の壁紙がおすすめです。また、家具の色も壁紙同様に睡眠に影響を与えます。リフォームに合わせて買い替える際は、真っ白よりもオフホワイトなど少し色の入ったデザインをチェックしてみてください。

色の濃い家具やインテリアと合わせる場合も、やはり白系やベージュが適しています。全体的に暗く感じるなら、薄い色で家具に近い色のアクセントクロスを使ってみましょう。

⑦寝室全体のコーディネートを考慮する

壁紙の色を選ぶ際は、寝室全体のコーディネートを考えながら選びましょう。家具やインテリア、そして、カーテンや寝具のファブリックの色を合わせたものの、床材やドア、愛用しているクッションなどと色が異なると、ちぐはぐな印象になりがちです。特に、ファブリックのカラーは、寝室全体の色の約25%を占めるので、色合いを合わせることで寝室のトーンが整うでしょう。
また、床材の色に壁紙を合わせるだけでも、全体的に引き締まった印象になります。

床材の色がこげ茶など濃い場合は、薄いグレー系の壁紙を選ぶのがおすすめです。赤っぽい色や黄の明るい色合いの床材なら、ベージュ系がマッチします。家具や床材、インテリアなどとの全体的なバランスを考慮しましょう。

寝室の壁紙|安眠効果を高める機能性もチェック

壁紙の中には、優れた機能性を備えているタイプがあります。リフォームで壁紙を張り替える、張り替えを検討しているのであれば、機能性に優れた壁紙を選んで安眠効果を高めましょう。

吸放湿機能

壁紙には、湿気を吸収・放出する機能を備えた調湿効果が期待できるタイプがあります。日本特有の夏場のジメジメした環境が気になるなら、チェックしておきましょう。特に、寝室は就寝中に体から放出された汗によって湿気がこもりやすい環境です。吸放湿機能を備えた壁紙で対策すれば、快適に安眠できる環境に整える効果が期待できるかも知れません。

優れた吸放湿機能を備えた壁紙は、湿気を吸い取るだけでなく放出できる点にも注目です。乾燥しがちな寒い季節には、寝室にうるおいを与える効果も期待できるかも知れません。ただし、吸放湿機能を持つ壁紙の中には、吸湿性が高くても放出性能が低いタイプがあり注意が必要です。寒い季節に寝室が乾燥すると、インフルエンザなどのウイルスの働きが活発になります。リフォーム会社と相談しながら、吸放湿機能に優れた壁紙を選びましょう。

消臭・抗菌機能

消臭・抗菌機能がある壁紙なら、気になるニオイや菌の増殖を防ぐ効果が期待できます。寝室は汗や体臭が寝具に染みこんで、嫌なニオイがこもりがちな環境です。毎日布団カバーやシーツを洗濯するのは大変ですので、消臭・抗菌機能を備えている素材を上手に取り入れると良いでしょう。

消臭・抗菌機能を備えた壁紙は、汚れを拭き取りやすい加工を施しているのもポイントです。日々のお手入れの手間も減らしたい方にも適しています。

抗アレルゲン機能

ダニのフンや死骸、花粉などのアレル物質を抑制すると謳う「抗アレルゲン機能」を搭載した壁紙も販売されています。アレル物質は壁紙にも付着する場合がありますので、チェックしておきましょう。

抗アレルゲン機能を備えた壁紙は、触れたアレル物質をキャッチして不活化するのが特徴です。壁紙だけでなく、寝室全体のアレル物質の働きを抑える効果が期待できます。特に、花粉症やハウスダストアレルギーなどのアレルギー症状が出るご高齢の方や小さな子どもがいる家庭におすすめです。

マイナスイオン機能

壁紙の中には、マイナスイオンを放出すると謳っているタイプもあります。天然のミネラル鉱石を含み、寝室にマイナスイオンを放出するのが特徴です。マイナスイオンには、森林浴で得られるようなリフレッシュ効果があるとされていますので、より安眠効果を高めたい方はチェックしてみてください。

寝室のリフォーム事例

ここからは、寝室のリフォーム事例を「リフォーム評価ナビ」からご紹介しますので、見ていきましょう。
※以下の参考事例は全て「リフォーム評価ナビ」登録事業者の施工事例です。

参考事例1

「したい」を可能にしたリノベ|株式会社ソレイユ・リビング・テックのリフォーム事例

ブルーグレーのアクセントクロスでLDKとは違った印象に。衣類など出し入れしやすいように、クローゼットの扉は引き戸にしています。

参考事例2

眺望を楽しむホテルライクな空間|セキスイハイムグループのリフォーム 世田谷店のリフォーム事例

子ども部屋もシックな装い。色味を抑えながらも壁クロスの柄などディテールにこだわった

まとめ

寝室を快適な空間にするには、壁紙が重要な役割を果たします。機能性に優れたタイプも販売されていますので、安眠効果を高めたい方はチェックしておきましょう。壁紙選びや張り替えリフォームで迷ったら、住まいづくりのプロであるリフォーム会社に相談するのがおすすめです。サンプル帳や事例を参考に、張り替え後の具体的な雰囲気をイメージしやすくなるでしょう。リフォーム評価ナビでは、口コミや事例からお近くのリフォーム会社を探せますので、ぜひご活用ください。

◆記事監修
一般財団法人 住まいづくりナビセンター 理事・事務局長
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青木 千枝子


一級建築士。東京都出身。大学院での研究テーマは“楽しく歩けるまちづくり”。組織設計事務所にて、マンションリフォームから飛行機の格納庫まで、多様な規模や用途の設計に携わり、その後独立。平成13年4月より「住まいのナビゲーター」として住まい手のサポートをスタート、現在に至る。最近子育てが一段落し、心置きなく趣味を楽しめるようになった。

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