洗面台の寸法はどこを測ればいい?測り方と最適なサイズ選びのための注意点を解説

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洗面台の寸法はどこを測ればいい?測り方と最適なサイズ選びのための注意点を解説

掲載日:2023年7月7日

使い勝手の良い洗面台と交換したいけど、「寸法はどこを測ったら良いの?」「どんなサイズを選んだら良いのかわからない。」など、お困りの方もいるのではないでしょうか。

洗面台を交換する際にサイズ選びに失敗してしまうと、さらに使いにくくなる可能性がありますので注意が必要です。
今回は、洗面台の寸法を測る際のポイントやサイズ選びのポイント、注意点を解説します。

現在使用している洗面化粧台の「メーカー名」、「品番(型番)」チェックをすれば、型番から寸法が分かりますが、メーカーや型番が分からない、実際に測ってみて洗面台の交換やリフォームを検討したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

洗面台の寸法を測る際のポイント

洗面台の寸法を測る際は、以下の4カ所を測定しましょう。

① 洗面台の間口(横幅)
② 洗面台の奥行
③ 床から洗面台のボウル、またはカウンターまでの高さ
④ ユニット洗面台全体の高さ

では、それぞれ解説します。

① 洗面台の間口(横幅)を測る

まずは、洗面台の間口の寸法(画像内①)を測りましょう。
また、設置場所の左右に余裕があれば、今よりも間口の広い洗面台と交換できます。洗面台の間口を広くするとボウルを大きくしたり、収納スペースを増やしたりも可能です。広々として使いやすいのはもちろん、洗面台で洗濯をしたり、靴を洗ったりなどもしやすくなります。ボウルが大きくなると、シャワーに入る時間がないときに髪を洗えるのもメリットです。

② 洗面台の奥行を測る

次に、洗面台の奥行(画像内②)を測りましょう。
洗面台の間口同様、奥行に余裕があればボウルの大きな洗面台と交換できます。ボウルが大きく、深いタイプは水ハネしにくく、快適に使いやすくなるのが魅力です。ただし、洗面台を大きくするほど洗面所の空間は狭くなってしまいます。現状の洗面所が狭いと感じているなら、小さい洗面台と交換しても良いでしょう。洗面台の使いやすさと洗面所の空間の広さを考慮して、どちらを優先すべきなのかを検討するのが大切です。

③ 床から洗面台のボウルまでの高さを測る

洗面台の間口と奥行きを測ったら、高さも忘れずに確認しておきましょう。まずは、床からボウル(カウンター)までの高さ(画像内③)を測ります。この高さは、自身や家族にとって使いやすい洗面台を選ぶ目安となります。
これまで高すぎると感じていたら床からボウルまでの高さの低い洗面台に、低すぎて使いにくいのであれば高さのある洗面台を選びましょう。

④ ユニット洗面台全体の高さを測る

最後に、ユニット洗面台全体の高さ(画像内④)を測ります。
現在使用中の洗面台の高さを知ることで、ショールームやカタログで新しい洗面台を検討する際に、高さの目安にすることができます。

洗面台の最適なサイズとは

洗面台の寸法を測る際のポイントを押さえたところで、最適なサイズ感を確認しておきましょう。間口・奥行・高さのそれぞれで最適なサイズ感について解説します。

間口のサイズ

洗面台の間口で一般的なサイズは、以下のとおりです。

・60cm
・75cm
・90cm

そのほか、洗面所を広く設計した住宅の場合、間口100cmや120cmの洗面台を選択するケースもあります。また、リフォーム時に、間口のカスタマイズも可能です。例えば90cmの間口なら、「75cmの洗面台本体とキャビネットの幅15cmを組み合わせて90cmにする」といった方法があるので参考にしてみてください。

また、メーカーによっては規格外の洗面台をセミオーダーできる場合も。洗面所の広さを考慮してリフォームすれば、間口165cmや180cmといったダブルボウルタイプも設置できます。

奥行のサイズ

洗面台のカウンターの奥行サイズは、メーカーや商品によって異なります。およそ45~55cmが一般的なサイズなので、洗面所のスペースや使い勝手を考慮して選びましょう。鏡が扉で収納スペースを設けているタイプと、1枚鏡では奥行が異なります。扉タイプの鏡を採用している洗面台を選ぶ場合は、開けた際にぶつかる箇所がないかを確認しておきましょう。

高さのサイズ

洗面所のサイズを確認する際は、床からボウル(カウンター)までの高さと、全体の高さ「全高」の2つチェックしておきましょう。ボウルまでの高さは、おもに75cm・80cm・85cmの3タイプがあります。全高は、180cm~190cmが一般的です。既存の洗面台の高さを参考にして新しいものを選びましょう。
主に使用する人の身長に合わせるという方法もあります。身長に対して高すぎると肩がこったり、水がひじを伝って床が濡れてしまったりする場合も。一方、低すぎると腰や背中に負担がかかって使いにくくなります。以下の目安を参考にしましょう。

・身長155cmの場合:ボウルまでの高さ75cmが使いやすい目安
・身長165cmの場合:ボウルまでの高さ80cmが使いやすい目安
・身長170cmの場合:ボウルまでの高さ85cmが使いやすい目安

こちらはあくまでも目安ですので、家族の身長にそれぞれ差がある場合は、既存の高さで使いやすいのかを相談して判断しましょう。家族で身長差があったり、車椅子を利用していたりする場合は、ボウル部分が昇降し、家族みんなが使いやすいユニバーサルデザインの洗面台も発売されているので、チェックしてみてください。

洗面台のサイズを選ぶときのポイントと注意点

既存の洗面台と比べて使い勝手を良くするためにも、以下の選ぶ際のポイントや注意点を押さえておきましょう。

・洗面台の横に余分なすき間を作らない
・コンセントや窓をふさがない
・洗面室の広さに適したサイズを選ぶ
・洗面台のボウルの大きさに注意する
・物に干渉しないかをチェックする
・壁紙や床材の変色に対応する
・出入り口やお風呂のドアに注意する
・ショールームで実物を確認する

では、それぞれ詳しく解説していきます。

洗面台の横に余分なすき間を作らない

既存の洗面台より小さいサイズに交換してしまうと、新しい洗面台の横に余分なすき間ができてしまう可能性があります。

水回りにすき間があると、汚れが飛んだリ、溜まったりしやすいため、掃除の手間が今までよりもかかってしまう可能性がありますので、フィラーで埋めましょう。

メーカーによっては、洗面台と同じシリーズのトールキャビネットや収納をオプションで用意しています。設置すると余分なスペースも埋まり、洗面台と統一感が生まれる素敵な収納スペースになりますのでおすすめです。

コンセントや窓をふさがない

洗面所に窓を設けているなら、洗面台の交換でふさがないようにしましょう。窓をふさぐと換気できなくなるほか、外からの光も遮断されて薄暗い洗面所になってしまいます。湿気もこもりやすくなり、衛生面からも窓をふさぐのはおすすめできません。

また、コンセントやスイッチの位置にも注意が必要です。新しい洗面台がコンセントやスイッチの位置に被ってしまうと、使いにくくなります。どうしても被ってしまう場合は、コンセントやスイッチの移設をリフォーム会社に相談しておくのも方法の1つです。

洗面室の広さに適したサイズを選ぶ

既存の洗面台よりも大きなタイプと交換すると物理的に洗面所が狭くなりますので、これまで使っていた棚やワゴンなどを置けなくなる可能性があります。洗面所に洗濯機を設置している場合は洗濯の動線も含め、使いにくくならないか確認が必要です。

洗面台のボウルの大きさに注意する

洗面台のボウルが小さいと水ハネしやすい傾向があります。デザイン性を重視して小ぶりのボウルを選ぶと、使いにくい場合がある点に留意しておきましょう。

物に干渉しないかをチェックする

洗面台のサイズが変わったことで、周囲の物に干渉しないかをチェックしておくのもポイントです。タオル掛けや天井から吊すタイプの室内物干しなどを設置している場合は、使いにくくならないのかを確認しておきましょう。干渉しそうなときは、タオル掛けなど移設できる物なら、設計段階でリフォーム会社と打ち合わせておいてください。

壁紙や床材の変色に対応する

洗面台のサイズや設置位置が変わると、壁紙や床仕上げのこれまで隠れていた部分の色が変わっている可能性が高いです。せっかく洗面台を新しくしても、洗面所全体の見栄えが悪くなってしまいます。洗面台の交換によって隠れていた部分がむき出しになるなら、壁紙や床の張り替え工事で対応しましょう。

出入り口やお風呂のドアに注意する

洗面台が洗面所の出入り口やお風呂のドアと干渉しないかをチェックしておきましょう。洗面台とお風呂のドアがかち合ってしまうと、出入りしにくくなるほか圧迫感の高い洗面所になってしまいます。また、ブレーカーボックスが壁の上部に設置されている場合、洗面台の扉が当たらないかも要チェックです。

ショールームで実物を確認する

検討している洗面台の実際のサイズ感や使い勝手を知りたいときは、メーカーのショールームに行ってみましょう。

カタログやインターネットでじっくり見ていたとしても、実際に洗面台の前に立ってみるとはじめて気付くことがあるものです。実際に試すことで、ボウルの高さや水栓、収納の使い勝手なども分かりますし、新しいものに交換した際の洗面所の雰囲気をよりイメージできるでしょう。

ただし、ショールームで注意したいのは「靴の高さ」です。ヒールや厚底の靴を履いた状態で試すのと、家の中で靴を履いていない状態で使うのでは感覚が異なりますので、ショールームで確認するときは「靴の高さ」に注意しましょう。

まとめ

洗面台の寸法は、洗面所全体の利便性に大きく影響します。交換を検討する際は、現在使用している洗面台のサイズを正しく計測したうえで、機能性や収納性、設置後の動線などの観点で考慮し、新しい洗面台を選びましょう。

洗面台のサイズ選びに悩んだときや、現在の洗面所をより快適な空間にしたいと考えたときは、実績豊富なリフォーム会社に相談するのもおすすめです。洗面所全体のリフォームも含めて、ご自宅にベストな提案をしてくれるはず。気軽に問い合わせてみましょう。

◆記事監修
一般財団法人 住まいづくりナビセンター 理事・事務局長
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青木 千枝子


一級建築士。東京都出身。大学院での研究テーマは“楽しく歩けるまちづくり”。組織設計事務所にて、マンションリフォームから飛行機の格納庫まで、多様な規模や用途の設計に携わり、その後独立。平成13年4月より「住まいのナビゲーター」として住まい手のサポートをスタート、現在に至る。最近子育てが一段落し、心置きなく趣味を楽しめるようになった。

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