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更新日:2025年08月18日

トイレ掃除がラクになる!掃除しやすいトイレの作り方 NEW

掲載日:2025年8月18日

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「トイレ掃除、面倒…」そんな毎日のプチストレスを抱えていませんか?

便器のフチ裏や床の隅、手が届かない場所の汚れは放置すると臭いや黒ずみの原因に。

しかし最近は、掃除の手間を大幅に減らせる「掃除しやすいトイレ」が増えています。
この記事では、最新の便器機能から空間づくりの工夫、リフォーム事例まで、
トイレ掃除をラクにするためのポイントを徹底解説します。

トイレ掃除が大変な理由|掃除しにくい構造と汚れの原因

 トイレは家の中でも特に清潔に保ちたい場所。
しかし、その構造や環境が掃除のしにくさを生んでいます。

狭い空間: しゃがんだり、体勢を変えにくく、隅々まで掃除するのが困難に。
隠れた汚れ: 暗い場所に設置されていることも多く、ホコリや水垢、尿はねなどの汚れが見えにくい。
複雑な形状: 便器のフチ裏や便座の隙間、給水管の裏など、凹凸が多く、汚れがたまりやすい。

これらの問題を解決し、トイレ掃除をラクにするためには、便器選びから空間設計まで、掃除しやすさを意識した工夫が重要です。
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掃除しやすいトイレ最新機能|汚れにくい便器と便利な自動機能

近年のトイレは、「いかに清潔を保つか」という視点で目覚ましい技術革新を遂げています。特に注目したいのは、以下のポイントです。

1. 驚くほど汚れにくい!進化した便器の素材と形状

各メーカーは、汚れの付着そのものを抑えるための工夫を凝らしています。
フチなし・フチ裏なし構造: 便器のフチの折り返しをなくすことで、汚れがたまりやすい「フチ裏」をなくし、サッとひと拭きで掃除が完結します。
ツルツル素材: 陶器表面をナノレベルで滑らかにしたり、有機ガラス系の素材を使用したりすることで、水垢や汚れがこびりつきにくくなっています。
菌の繁殖を抑える加工: 抗菌・防汚効果のある特殊な釉薬(ゆうやく)やコーティングが施されており、黒ずみやピンク汚れの発生を抑制します。

2. 隙間なくサッと拭ける!お手入れしやすいトイレのデザイン

デザイン面でも掃除のしやすさが追求されています。
フラットデザイン: 凹凸が少なく、ホコリがたまりにくく、拭き掃除がしやすい。
便座リフト機能: 便座が持ち上がることで、これまで掃除しにくかった便器と便座の隙間まで、きれいに清掃可能。
着脱式便座: 便座が簡単に取り外せるタイプもあり、普段見落としがちな部分も清潔に。

3. 自動でキレイ!ノズルや便器を清潔に保つ機能

ノズル自動洗浄: 温水洗浄便座のノズルが、使用前後に自動洗浄。
除菌水・抗菌水: 便器内に除菌作用のある水を自動で噴霧し、汚れや菌の付着を抑制。
泡洗浄・洗剤洗浄:洗剤をセットしておくと、ボタン一つで便器を自動洗浄。
パワフルな洗浄方式: 旋回流や浮き上がらせ洗浄で少量の水でもしっかり洗浄。

これらの高機能な便器は、機能やメーカーによって価格帯も様々です。予算と求める機能の優先順位を決めて選ぶと良いでしょう。

便器だけじゃない!トイレ空間全体を「掃除しやすい」にする工夫

トイレの掃除は便器だけでは不十分です。周囲に飛び散った汚れは臭いの原因となり、壁や床材を傷める可能性もあります。空間全体を掃除しやすいように整えることが、清潔なトイレを保つ秘訣です。

1. 汚れが染み込まない!床材・壁材の選び方

水はねや尿はねによる汚れは、床や壁に染み込むと落ちにくくなります。
コーティングされた素材: フローリング調のクッションフロアや、防汚・抗菌加工が施された壁紙など、水拭きしやすい素材を選ぶのが基本です。
パネル材: 壁の腰板部分などにツルツルとしたパネル材を貼ることで、汚れをサッと拭き取れるようになります。

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2. 収納を工夫して「モノを減らす」

細々したものをたくさん置いていると、掃除のたびに移動させる手間がかかり、掃除が行き届きにくくなります。
扉付き収納: トイレットペーパーや掃除用品は、扉付きの収納にしまうのがおすすめです。ホコリの付着を防ぎ、雑然とした印象も解消できます。
壁面収納: 床にモノを置かないことで、床掃除が格段にラクになります。

3. 床掃除がラクになる!空間を広げるリフォーム術

床掃除はしゃがんですることが多く、トイレが狭いと非常にやりにくいものです。
タンクレストイレ: タンクがない分、奥行きが短くなり、圧迫感が減って人が動くスペースが広がります。拭き掃除だけでなく、掃除機での清掃も楽になります。
フローティングデザイン: 壁に便器を取り付ける「フローティングデザイン」の便器は、床から浮いているため、便器下の床掃除が格段に楽になります。

新しい選択肢!スリー・イン・ワンタイプのサニタリーで広々&清潔に

最近は、浴室、トイレ、洗面を1つの空間にまとめる「スリー・イン・ワン」タイプのサニタリーも注目されています。それぞれの空間が独立していた時よりも開放感が得られ、掃除のしやすさにもメリットがあります。

水回りの掃除を集約: 浴室用の床材などをサニタリー空間全体に敷けば、水を使った丸洗いがしやすくなり、掃除の手間が軽減されます。
段差解消でバリアフリー: 各スペースに段差や扉の溝がないバリアフリー仕様が多いため、高齢者向けのリフォームにもおすすめです。

オープンなスタイルだけでなく、ガラスの間仕切りや低めの壁で軽く目隠しできるタイプなど、さまざまな考え方があります。ただし、こうしたオールインワンタイプはプライベートなスペース向きです。来客が多いご家庭では、別に独立したトイレを設ける方が使い勝手が良いでしょう。
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まとめ:ストレスフリーなトイレで毎日を快適に!

掃除しやすいトイレは、日々の暮らしの快適さを大きく向上させます。最新の便器の機能や素材の進化、そして空間全体の工夫によって、「トイレ掃除が面倒」という悩みを解消できます。
この記事で紹介した内容を参考に、ご自身のライフスタイルや予算に合った「掃除しやすいトイレ」をぜひ実現してください。

掃除しやすいトイレへのリフォーム、どこに相談すればいい?
もし、現在のトイレの掃除のしにくさに悩んでいて、本格的なリフォームを検討されているなら、専門業者への相談がおすすめです。あなたの希望や予算に合わせた最適なプランを提案してくれますよ。
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◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K

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