洗面台のリフォーム・交換をする前に知っておきたい注意点などを解説

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洗面台のリフォーム・交換をする前に知っておきたい注意点などを解説

2023年2月10日掲載

洗面台をリフォーム、または交換したいと思っても、「実際に何から始めたらよいのか」、
「どのくらいの費用や工事期間がかかるのか」、「どう検討していけばいいのか」など、お悩みをお持ちの方のために、本記事では洗面台をリフォームする前に知っておきたいことや注意点についてまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。

洗面台の交換時期の目安

洗面台を交換する時期や交換するタイミングについて解説します。

交換の目安は10年~20年

一般的な洗面台の耐用年数は10年~20年で交換時期を迎えます。使っていて特に不便さを感じていなくても、耐用年数を過ぎると壊れやすくなってあっという間に使えなくなることも十分考えられます。

交換するタイミング

大きな故障もないのであれば、耐用年数を過ぎる直前あたりが交換のベストタイミングといえます。しかし、洗面台の不具合の程度によってはそれよりも早めに交換する方が良い場合があります。
洗面台が水漏れしている場合、
  • 排水パイプ
  • 蛇口
  • ボウル
のいずれかの破損が主な原因です。
単に水漏れの応急処置で済むこともありますが、状態によっては洗面台ごと交換せざるを得ないケースも考えられます。

交換時期が早まる原因

洗面台は日々の扱い方によって、耐用年数よりも交換時期が早まってしまいます。その原因について詳しく見ていきます。

使用頻度

単純に使う人数が多ければ、その分劣化が進みます。特に女性が多い場合、一日に使う頻度も時間も多くなりがちです。

メンテナンス

歯磨きした後の歯磨き粉や化粧品など、水以外の汚れが蓄積していく洗面台は、定期的にメンテナンスしないとどんどん汚れがたまっていきます。たまった汚れを放っておくと、ニオイや劣化の原因となるため、長く使うためにはこまめな掃除が必要です。

雑な使い方

ドライヤーやヘアアイロンといった硬いものを洗面ボウルに落とすと、ひび割れをすることがあります。ひびをそのまま放置すると、水漏れにつながり、寿命を縮めることになります。
ほかにも、蛇口を雑に使い続けることで壊れやすくなってしまいますので、洗面台は丁寧に扱うようにしましょう。

洗面台の種類

一口に洗面台といっても、その種類はさまざまです。ここでは洗面台の種類ごとの特徴を簡単に解説します。ちなみに、洗面ボウルのみなのが洗面台で、洗面ボウルに加えて収納や鏡面台がついているのが洗面化粧台です。

洗面台

最もシンプルなタイプな洗面台は、洗面ボウル、水栓、鏡で構成されています。洗顔や手洗い程度ならこれで十分でしょう。

ユニット洗面台

ユニット洗面台は、照明、カウンター下収納、コンセントがついたタイプです。さまざまなパーツが一体化し、サイズや幅が固定されています。狭いスペースでも設置できる点が特徴です。

システム洗面台

システム洗面台は、照明、カウンター下収納、コンセント設備、収納棚がついたタイプです。さまざまなパーツを組み合わせられて、サイズや幅を自由に調整できます。収納スペースがたっぷり確保できるので便利です。

カウンター洗面台

カウンター洗面台は、カウンター、照明、コンセントがついたタイプです。収納は少なくなりますが、ゆったり座ってメイクができるだけでなく、洗面台周りがスッキリとまとまるというメリットがあります。もちろん収納をつけるなど、カスタマイズできるのも特徴です。

洗面台をリフォームするときのポイントや注意点

洗面台をリフォームする際に押さえておきたいポイントや注意点をまとめました。あとで「こうしておけばよかった」とならないよう、しっかりチェックしてください。

サイズ

① 間口のサイズ
洗面台の間口で一般的なサイズは、60cm、75cm、90cmです。部屋の幅や洗濯機や収納などとのバランスを考え、最適なものを選びましょう。

② 奥行のサイズ
メーカーや商品によって異なりますが、およそ45~55cmが一般的なサイズです。動線に大きく影響するポイントですので、ドアを開けた時にスムーズに移動できるかなどを事前にチェックしておきましょう。

③、④ 高さのサイズ
洗面所の高さについては、床からボウルまでの高さ(③)と、全体の高さ「全高」(④)の2つ測りましょう。ボウルまでの高さは、おもに75cm、80cm、85cmの3タイプがあります。
全高は180cm~190cmが一般的です。既存の洗面台の高さを参考にして新しいものを選びましょう。

以下は一般的に使いやすいと言われる高さの目安です。参考にしてみてください。
身長155cmの場合:ボウルまでの高さ75cmが使いやすい目安   
身長165cmの場合:ボウルまでの高さ80cmが使いやすい目安
身長170cmの場合:ボウルまでの高さ85cmが使いやすい目安


洗面台の寸法・サイズの測り方については以下のページで解説しています。
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メンテナンスのしやすさ

毎日使用する洗面台ですから、お手入れが楽になるような機能がついたものだとありがたいですよね。
水や髪の毛などのゴミが自然に排水口に向かって流れるTOTOの「すべり台ボウル」や、水栓が壁に配置されていて水がたまりにくい設計の「ハイバックガード」など、汚れがつきにくい仕様のものを選ぶと、毎日のお掃除がラクチンです。
洗面ボウルでよく使われる素材は、陶器・ホーロー・人造大理石ですが、メンテナンス性の違いがあります。

陶器

陶器は硬度が高く、小さな傷や汚れがつきにくいのが特徴です。ただし、ドライヤーやシェーバーなど、硬いものを落とすとあっさりひび割れてしまうことがよくあります。ひび割れの部分修復はできないため、洗面ボウル全体もしくは洗面台全体を交換しなければなりません。

ホーロー

ホーローは、強い衝撃が加わっても陶器のようなひび割れはありませんが、表面のコーティングが割れたり欠けたりすることはあります。コーティングの剥がれた部分に水が入ると、ベースとなる金属がさびて見た目が悪くなり、ひどい状態だと腐食して穴が開いてしまうことも。部分修復も可能ですが、費用がかかるのが欠点です。

人造大理石

人造大理石は非常に割れにくく、硬いものを落としても防水性に影響が出るほどのキズにはなりません。ただし、陶器やホーローに比べて細かな傷や汚れがつきやすいのが欠点です。研磨剤の入った洗剤で磨くと艶が落ちたり、毛染め剤で着色したりしてしまいます。
それぞれの素材の特徴を理解したうえで、お好みのものを選ぶようにしましょう。

快適な操作性

洗面台を使う目的を一度振り返ってみるのも良いでしょう。洗顔や歯磨きだけなのか、メイク・ヘアケア・着替えなどもしたいのか、用途によって、洗面台に求める機能も変わってきます。
必要な収納スペースの確保も大切です。
  • 歯磨きや洗顔料の収納棚
  • メイクボックス
これらを使いやすく収納するために、棚を用意するのも一つの手ですが、収納スペースが限られているのであれば、常に置いておくものと別の場所に収納しておくものと分ける必要があります。
見栄えの良さだけでなく、スムーズに使えるかどうかも大切です。また、来客時に「見せる」洗面台にしたいのであれば、洗面台周りはスッキリとまとめたいもの。
人気のあるスライド収納であれば、道具の整理整頓がしやすく快適です。

洗面台のリフォーム・交換の進め方

実際に洗面台をリフォームや交換する際の流れを解説します。壁や床を補修しない場合、半日から一日程度で工事は完了します。

問い合わせ

まずはメーカー、リフォーム会社などに問い合わせをします。プロが実際に現場を調査して分かることも多いので、この時点ではどのようなことに困っているのかを伝えるようにしましょう。その後、下見あるいは現場調査の日程調整がありますので、訪問日を決定します。

下見・現場調査

プロが現場の様子を確認します。どんな工事が必要なのかを把握し、要望に応えられるかどうかを判断したうえで、後日見積もりが提出されます。不明な点があれば、着工前に聞いて疑問を解決しておきましょう。

既存の洗面台の撤去

部屋に傷がつかないようしっかり養生したら、水を止めて給水管・排水管を撤去します。配管を外し終わったら、鏡⇒洗面台の順番に解体して撤去します。

壁紙や床の張替え

既存の洗面台を撤去したことで、壁や床の汚れが目立ってしまうこともよくあります。毎日水や洗剤が飛び散るため、気が付かないうちに激しく傷んでいたというケースも。
新しく洗面台を設置するにあたり、壁紙や床を張替えるのもおすすめです。掃除しやすいクッションフロアなどに張替えると、お手入れもカンタンです。

新しい洗面台の設置

新しい洗面台を設置したうえできちんと使えるかを調べて、問題がなければ無事完了です。

洗面台リフォームに利用できる補助金

洗面台リフォームは本体価格も含めると数十万円かかるため、なかなか気軽に検討できないという方も多いでしょう。そこで、洗面台リフォームに利用できる補助金制度についてまとめました。

補助金の種類

洗面台リフォームに関する補助金制度として、以下の3つが挙げられます。
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 高齢者住宅改修費用助成制度
  • 地方自治体のリフォーム補助金
ただし、単に洗面台をリフォームしただけでは補助金を利用できません。

補助金の利用条件

それぞれの制度について、補助金を利用できる条件を解説していきます。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

この補助金の利用条件として「リフォーム前に住宅診断(インスペクション)してから、リフォーム後に耐震性や省エネ性能の一定基準を満たすこと」が挙げられています。よって、洗面台単独のリフォームだけでは補助金を利用できない可能性があります。

高齢者住宅改修費用助成制度

洗面台に手すりを付けたり、車いすでも利用できるように段差を解消する場合は、介護保険による高齢者住宅改修費用助成制度が使えます。ただし、利用する方が要支援・介護認定を受けていることや、自宅で生活していることなどが条件となっています。

地方自治体のリフォーム補助金

自治体によっては介護保険以外の介護リフォームに対する補助金を利用できる場合があります。支給条件や支給額は自治体によって異なるため、事前にホームページなどで確認するようにしてください。介護保険との併用はできない場合があるので要注意です。

洗面台リフォームの事例

ここでは、実際の洗面台のリフォーム事例をご紹介します。

ホテルライクなリノベーション|株式会社ヴィヴィッドウォールデザインの施工事例

壁と床に白を基調としたタイルを採用し、まるでホテルの洗面台のようにラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

脱衣所兼用洗面所|マツイホームの施工事例

収納付鏡を設置し、脱衣所全体が広々と感じる空間になっています。またお風呂上がりに腰を掛けられるベンチや手すり、エアコンを完備しているためお風呂上がりを快適に、さらに物干しユニットが設置されており、洗濯物が干せるなど、細部にわたって配慮が施されています。

オーダーメイドの洗面化粧台|ゼロワンアーキテクツの施工事例



素材、テイスト、機能、サイズなど、依頼主様の希望を実現するために、オーダーメイドで作られた洗面化粧台です。ミラーキャビネット、照明器具、医療用シンク、壁紙など全て依頼主様のチョイスで、温かみのある空間が実現しました。

まとめ

洗面台のリフォームや交換の前に知っておきたいことをまとめました。
洗面台のリフォームや交換をスムーズに進めるために、まずは、住まいづくりのプロであるリフォーム会社を頼り、相談してみるといいかもしれません。
毎日何回も使う洗面台だからこそ、「快適に」、「清潔に」を念頭に置いてリフォームを計画しましょう。

*全国の登録事業者が表示されますので、お住まいのエリアに絞って検索ください。

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