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更新日:2025年06月30日

【保存版】リフォーム業者の選び方|失敗しないためのポイントとチェックリスト NEW

掲載日:2025年6月30日

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「信頼できるリフォーム業者はどうやって見つけるの?」
「見積もりや工事内容で後悔したくない…」

そんなお悩みを持つ方のために、本記事では「リフォーム業者の選び方」について、初心者にもわかりやすく徹底解説します。トラブルを未然に防ぎ、満足のいくリフォームを実現するために必要な知識をまとめました。

リフォーム業者選びで失敗したくないあなたへ

リフォームは住まいの価値や快適性を大きく左右する重要な投資です。にもかかわらず「見積もりが不透明」「工事が雑」「予定通りに終わらない」などのトラブルが後を絶ちません。実際、独立行政法人国民生活センターへの相談件数でも、リフォーム関連の苦情は年々増加しています※1。こうしたトラブルの多くは「業者選び」に原因があります。この記事では、信頼できるリフォーム業者を見極めるためのポイントを、日本国内の制度や事例を交えて詳しくご紹介します。

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リフォーム業者を探す前に知っておくべきこと

業者の種類と特徴を理解しよう

リフォーム業者には、一般的に以下のような種類があると言われています。もちろん、複数の種別にまたがるような業者もいます。

  • 工務店:地域密着型。新築工事を担える場合も多い。顔が見える関係で相談しやすいが、対応エリアが狭く遠方からの依頼は受けられない場合も。

  • ハウスメーカー系リフォーム部門:全国対応可能で保証も安心。ただし価格が高めになることが多い。

  • リフォーム専門会社:設備交換から耐震改修、リノベーションまで多種多様。経験豊富で、専門分野に特化している場合もあります。


  • その他、最近は家電量販店やホームセンターがリフォームを担い、家具・家電も含めたトータルコーディネートを提案したりしています。
    目的や希望に合わせて、最適な業者の種類を選ぶことが大切です。

    「住宅リフォーム事業者団体登録制度」とは

    業者を選ぶ上で注目すべき制度に「住宅リフォーム事業者団体登録制度」があります。消費者が安心して住宅リフォームを行うことができる環境の整備を図るため、一定の要件を満たす住宅リフォーム事業者の団体を、国土交通省において登録するものです。


    登録された団体は国土交通省のホームページで閲覧できます。リフォーム評価ナビでは団体に所属しているリフォーム事業者に、ロゴマークを表示していますので、業者選びの参考にするのもいいかもしれません。
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    チェック必須!リフォーム業者選びの5つのポイント

    1. 【資格と実績】資格者の有無や過去の事例を確認

    建築士、建築施工管理技士、インテリアコーディネーターなどの有資格者が在籍しているかは信頼性の証です。また、500万円以上のリフォーム工事を請け負うには「建設業許可」が必要です。大規模なリフォームを検討している場合は、建設業許可の有無も確認しましょう。

    実際に過去に行った施工事例を見せてもらうことで、技術力やデザインセンスをチェックできます。
    リフォーム評価ナビでは、「リフォーム事例」や「口コミ」で施工事例を確認することが可能です。「どんなリフォームが得意なのかな?」「センスは自分好みかな?」という視点で見比べてみるのがいいでしょう。

    2. 【見積書の透明性】不明瞭な「一式」は要注意

    見積書の記載内容が不透明な業者には注意が必要です。「一式」などの表現が多い場合、後から追加費用が発生する恐れがあります。
    見積書を受け取った際には、遠慮せずに「この項目の内容はなんですか?」「内訳を教えてください」と質問してみましょう。

    3. 【担当者の対応力】相性と信頼感を見極めよう

    担当者の対応は業者全体の質を表します。質問に対して誠実に対応してくれるか、提案内容が顧客の要望に合っているかなどを観察しましょう。
    また、口コミのコメントには担当者の人柄やエピソードが記載されている場合もあります。「この業者さん、良さそうだな」と思った際は、口コミをよく読んで担当者とのやり取りを想像してみるのをおすすめします。

    4. 【保証とアフターサービス】安心できる体制か

    万が一のトラブルに備え、保証内容やアフターサービス体制は要チェックです。
    機器のメーカー保証や業者独自の保証について、内容をしっかりと確認しましょう。
    また、リフォーム瑕疵保険への加入もオススメです。
    リフォーム瑕疵保険とは、発注者が安心してリフォーム工事を行えるよう「第三者による検査」と「保証」がセットになった保険です。リフォーム工事に瑕疵が見つかった場合の補修費用をまかなうことができるものです。

    ▶リフォーム瑕疵保険について詳しくはこちら 

    5. 【制度・団体加入】信頼性を裏付ける目安

    先述の「住宅リフォーム事業者団体登録制度」の登録団体への加盟状況も要確認です。
    国土交通省登録のリフォーム団体に加盟していれば、質の高い技術力をもった信頼性できるリフォーム会社である可能性が高いと言えます。ただし、必ずしも「加盟していないリフォーム会社=信頼できない」というわけではないので、その点も留意しておきましょう。
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    比較検討するための具体的な方法

    一括見積もりサイトの活用

    「リフォーム評価ナビ」を始めとした一括見積もり機能のあるサイトを活用すると、複数の業者から一度に見積もりを取り寄せることが可能です。
    これにより、価格帯や提案内容を比較しやすくなり、納得のいく業者選びが可能となります。

    一括見積もりサイトには、商品券がもらえたりオペレーターが案内してくれたりとそれぞれ特長があります。
    「リフォーム評価ナビ」は、登録事業者からの定額の会費で運営しており、リフォーム業者とお客様を紹介する事で発生する手数料(紹介手数料)が発生しません。そのため、見積りに手数料が上乗せされるリスクが少ないと言えます。
    サイト側から、しつこく進捗を確認されたり、成約を促されたりすることもないため、安心して利用できます。

    SNSや口コミサイトのチェック

    「リフォーム評価ナビ」「Google」「Instagram」などで、実際の評判やビフォーアフター写真を確認することも重要です。
    例えば、Instagramでは「#リノベーション」や「#リフォーム」などのタグで施工事例を見ることができ、業者のセンスを視覚的にチェックできます。

    リフォーム業者 選び方まとめ

    リフォームは住まいの価値や快適性に大きく関わる重要な投資です。
    しかし、見積もりの不透明さや工事の不備など、業者選びを誤ることで多くのトラブルが発生しています。
    業者の得意分野や見積もりの見方、保証制度の確認方法、さらに「住宅リフォーム事業者団体登録制度」などの公的制度を踏まえて、しっかり吟味し、安心・納得できるリフォーム業者を選びましょう。
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    ◆執筆者
    一般財団法人住まいづくりナビセンター リフォーム評価ナビ 事務局K
    リフォーム評価ナビの事務局にて、リフォームの良さを広めるための広報や広告宣伝に10年近くたずさわる。
    趣味は、食べ歩きとキャンプ(5年くらいできていない)。

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