ノウハウ

更新日:2026年07月21日

リフォームの情報収集にAIを使う人が増加。最後は人の確認が大切 NEW

掲載日:2026年7月21日

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「お風呂のリフォーム費用はどれくらい?」
「断熱リフォームで使える補助金を教えて」
「近くで評判の良いリフォーム会社は?」

最近、このような質問をChatGPTやGeminiなどの生成AIに尋ねる方が増えているようです。知りたいことを自然な文章で質問でき、その場ですぐに答えが返ってくるため、とても便利なツールです。

実際に、リフォーム評価ナビが2026年6月に登録事業者を対象として実施したアンケートでも、「お客様がAIを使って情報収集をしていると感じる」と回答した事業者は約6割(60.3%)にのぼりました。

AIは、リフォームを検討する際の「最初の相談相手」として、少しずつ身近な存在になりつつあるようです。

「AIで調べて来ました」というお客様が増えている

アンケートでは、事業者から次のようなお客様の実例が寄せられました。

・お客様から「ChatGPTでおすすめされたので御社に問い合わせをした。」と言われた。

・お客様が『リフォームが初めてなので、ChatGPTに聞いたら「口コミ評価が高くお勧め」と出てきたのでTELした』と仰っていた。

・自分が望むリフォーム内容、リフォーム会社に求める像を情報としてAIに相談したら、弊社が一番に候補に上がってきた というお客様からの問合せがあった。

・希望の間取りやデザインをAIでまとめてからお問い合わせいただくケースがある。

・お客様自身がGeminiで作成したクロス張替のイメージを共有してくれた。

以前であれば、インターネット検索や知人からの紹介が中心だった会社探しも、AIを利用するケースが増えていることが分かります。

また、希望する間取りや内装イメージをAIで画像化し、それをリフォーム会社との打ち合わせに活用する方も出てきています。

「こんな雰囲気のキッチンにしたい」
「こんな色合いのリビングが理想」

というイメージを言葉だけでなく画像で共有できるため、打ち合わせがスムーズになるというメリットもあります。

AIは便利 でも「正しい答え」とは限りません

AIは非常に便利ですが、知っておいていただきたいことがあります。
それは、AIの回答は必ずしも常に正しいとは限らない ということです。

実は今回のアンケートでも、AIを日常的に活用しているリフォーム事業者から、こんな意見も寄せられました。

「職人目線から見ればまだ違う回答もある。」

「技術的な内容は必ず確認が必要。」

「もっともらしい文章でも、よく読むと間違っていることがある。」

「AIは情報を"それらしく"まとめるので、裏付けを取ることが欠かせない。」

つまり、毎日のようにAIを使っているプロであっても、「最後は自分で確認する」という姿勢を大切にしているのです。

AIは万能・完璧な専門家ではなく、あくまで「優秀なアシスタント」と考えるのがよいでしょう。
特に注意したいのは「費用」「補助金」「制度」

リフォームでは、情報が毎年変わるものも少なくありません。

例えば、
・補助金制度
・税制優遇
・建築基準や省エネ基準
・メーカーの商品仕様
・工事価格の相場
などは、制度改正や商品の入れ替えによって内容が変わります。

AIは古い情報を引用してしまうこともあれば、複数の情報を混ぜ合わせて説明してしまうこともあります。

そのため、
「AIでは補助金が使えると書いてありました。」
という内容でも、実際には条件が変わっていて対象外というケースもあり得ます。

最新の制度や条件については、必ず公的機関やリフォーム会社に確認することをおすすめします。

AIは「相談の準備」に使うと効果的

一方で、AIにはとても便利な使い方があります。
それは、「相談の準備」をすることです。

例えば、
・リフォームで分からない専門用語を調べる
・工事の流れを理解する
・希望条件を整理する
・家族の要望を文章にまとめる
・気になる点を質問リストにする

こうした使い方であれば、リフォーム会社との打ち合わせもスムーズになります。

実際にアンケートでも、お客様がAIで要望書をまとめたり、イメージ画像を作成したりして来店されるケースが報告されています。
AIは「考えを整理する道具」として活用すると、その良さを十分に発揮してくれるでしょう。
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最後は「人」と「実際の情報」を確認しましょう

AIはこれからますます身近な存在になり、リフォームでも活用が広がっていくでしょう。

しかし、住まいは一人ひとり条件が違い、築年数や構造、家族構成、ご予算によって最適なリフォームも変わります。

だからこそ、AIだけで工事内容や会社を決めるのではなく、

・実際の施工事例を見る
・実際にリフォームした人の口コミを確認する
・分からないことは直接質問する

といった「人が確認するプロセス」がとても大切です。

AIは情報収集の強い味方ですが、完璧ではありません。

リフォームは決して安い買い物ではないからこそ、AIの回答は参考情報の一つとして活用し、最後は信頼できる情報源や専門家の説明で確認することをおすすめします。
便利なAIを上手に使いながら、納得できるリフォーム会社選び、そして後悔のない住まいづくりにつなげていただければ幸いです。


【参考】本記事で紹介した事業者アンケートについて
本記事で紹介したリフォーム事業者アンケートは、複数の住宅・リフォーム専門メディアでも紹介されました。
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◆執筆者
一般財団法人住まいづくりナビセンター 専務理事 
河田 崇

元 独立行政法人 住宅金融支援機構 部長
工務店向けの省エネ基準解説書や木造住宅工事仕様書の作成などに従事
マンション管理士 建築基準適合判定資格者 2級ファイナンシャル・プランニング技能士

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