浴室ドア交換の方法は?具体的な交換時期とポイントを分かりやすく解説

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浴室ドア交換の方法は?具体的な交換時期とポイントを分かりやすく解説

水垢や石鹸の汚れ、カビの発生などによって劣化が進みやすい浴室ドアは、交換のタイミングが重要となります。必要な時期に扉の交換ができないと、劣化がさらに進行してしまうリスクもあるでしょう。

お風呂の扉が壊れてしまったり、動きが悪くなってしまったとき、扉の交換はどのように行えばよいのでしょうか。

今回は、お風呂のドアの交換が必要なタイミング、扉のどの部分が劣化しやすいのか、お風呂の扉の種類について詳しく解説していきます。

浴室ドア交換が必要なタイミングは?

浴室のドアなどの浴室の設備の交換はどのくらいの期間を考えておけばよいのでしょうか。

国土交通省が公開している資料によると、浴室のドアなどの設備は15年〜20年程度での交換が推奨されています。

(出典:中古戸建て住宅に係る建物評価の改善に向けた指針(https://www.mlit.go.jp/totikensangyo/const/sosei_const_tk3_000089.html)附属データ集(https://www.mlit.go.jp/common/001033818.pdf))

 

そのため、使用開始から大まかに15年程度が経った段階で浴室のドア交換を検討するのが良いでしょう。

ただし、ドアの具体的な耐用年数は住宅ごとに細かく異なります。毎日の使い方が荒くなったりお手入れができていなかったりすることで、15年よりも前に交換が必要になるほどドアが劣化してしまうケースもあるため、注意しましょう。

浴室のドアは壊れることによって室外への水漏れが起こるリスクが増えるため、完全に使用不可能な状態まで壊れてしまう前にドアを取り換えることが推奨されます。

浴室ドア劣化の4つのサイン

浴室のドアの劣化は、どのようなポイントに注目して判断すればよいのでしょうか。

ここでは、お風呂のドアに起こりやすい劣化を4つにまとめたものを解説します。

開閉がしづらい

お風呂のドアの開閉がしづらくなった場合、扉の経年劣化が原因である可能性があります。

具体的な原因としては、「蝶番が外れてきている」、「お風呂のドアが傾いている」などが考えられるでしょう。

開閉がしづらいままお風呂を使用し続けると、お風呂の扉が閉まらなくなり、脱衣所に水漏れを起こしてしまうリスクがあります。

「お風呂の開閉がしづらくなったな」と感じたら、なぜ開閉がしづらくなったのか原因を特定しておくのがおすすめです。

水漏れが起こる

お風呂のドアが劣化してくると、しっかりとドアを閉じているはずなのに、脱衣所に水が漏れていることがあります。

開閉のしづらさは直接感じないものの、ドア付近から水漏れが起こっているのが明らかであれば、浴室のドアの交換が必要になるでしょう。

パッキンが外れた

浴室ドアのパッキンは経年劣化で外れてしまうことがあります。パッキンが外れてしまった場合、浴室ドアの早めの交換が必要です。

風呂の扉のパッキンは、浴室のお湯や水を脱衣所などに漏らさない役割を持っていますが、経年劣化やカビの繁殖などが原因でパッキンが外れることにより、水漏れが発生しやすくなってしまいます。

さらに、パッキンが外れた箇所に水が溜まりやすくなり、カビが更に繁殖してしまう原因にもなります。なるべく早めにドアの交換をした方が良いでしょう。

パッキンの素材にはゴムや樹脂が使われていることが多く、劣化が目で見て分かりやすい特徴があります。

そのため、ドアを開け閉めするときの使用感と並行して、パッキンの様子も注目するようにしましょう。

カビが増えやすくなった

お風呂にカビが増えやすくなった場合、ドア交換が必要となる可能性があります。

一般的に、多くの浴室は防カビ機能があらかじめ備わっていることが多いです。しかし、扉にカビが生えてしまう場合、浴室全体の防カビ性能が低下している可能性があります。

また、扉のパッキンにカビが繁殖している場合、パッキンにヒビが入り、そこからカビが繁殖している可能性も考えられるでしょう。

カビが増えやすくなったと感じるのなら、ドア交換のタイミングであるといえます。場合によっては、扉交換だけではなく浴室全体のリフォームが必要になるでしょう。

浴室ドア交換のDIYは難易度が高い

費用を抑えるために浴室ドア交換をDIYで済ませようとする人は少なくありませんが、作業の難易度が高いためおすすめできません。

専門的な知識を持ち、難易度の高い作業にも対応可能なリフォーム業者に依頼するのが安全かつ確実です。

浴室ドア交換のDIYは単純に難易度が高いだけではなく、快適にお風呂を使えるようにするための最低限必要かつ十分な作業が行いきれない場合がほとんどです。

お風呂の扉の交換は、単に風呂の扉を交換して完了するものではありません。交換以外にも水漏れを起こさないための緻密な施工が要求される、難易度の高い作業です。

そのため、個人で可能なDIYで対応しようとするのではなく、リフォーム業者に相談・依頼する方法が安全かつ確実です。

浴室ドアの交換方法

劣化した浴室のドアを交換する方法としては、一般的に次の3つが挙げられます。

  • カバー工法
  • 浴室のドアのみを交換する方法
  • 浴室のドアと外枠を交換する方法

  • 以下で、それぞれの方法ごとに詳しく紹介していきます。

    カバー工法

    カバー工法とは、ドア枠は取り外さずお風呂の扉部分のみを取り外し、古いドア枠はそのままで、上から新しいドア枠で覆う方法のことで、お風呂の扉の交換としては最も一般的とされる工法です。

    ドア枠となるレールを取り外す場合、浴室の壁にまで範囲を広げて作業する必要があるため、工費や時間がかかってしまいます。

    しかしカバー工法ではレールは取り外さないので、比較的短時間で工事が終わることも多いです。

    浴室の壁を壊すなどの手間もかからないため、経費も比較的安く済ませることができます。

    カバー工法のデメリットとしては、レールの上にカバーを取り付けるので段差ができてしまい、バリアフリーの面で支障が出てしまうことが挙げられます。

    また、カバー工法を使って交換できるのは、浴室の外枠やドア周辺の下地に、痛みや歪みなどの劣化がみられない場合のみであることに注意しましょう。

    浴室のドアのみを交換する

    ドアの外枠や下地となる部分に問題が見られず、ドア自体の劣化が軽微である場合、お風呂の扉のみを交換することも可能です。

    扉のみを交換する場合は、以前使っていた扉と同じ企画のものを再度買い直すか、レールの規格に合う新しい扉に交換する方法があります。

    必要な作業が扉の交換のみであるため、作業のハードル自体は低めです。

    ただし他の方法と同じくDIYの難易度が高いことは変わらず、「外枠や下地に問題がないかどうか」の判断は専門知識や経験が必要になります。

    たとえ扉の交換のみであったとしても業者に相談するのが良いでしょう。

    浴室のドアと外枠を交換する

    ドアの外枠や下地となる部分に歪みや痛みなどの問題がみられる場合、お風呂の扉と外枠部分の両方を交換する必要があります。

    古いレールを取り外し、新しいレールを取り付ける必要があるため、壁を壊す必要があります。

    ただし、カバー工法のように敷居を設置する必要がないため、段差を作ることなくお風呂の扉を交換することができるでしょう。

    工事費用や期間が長くなってしまいやすいデメリットはありますが、バリアフリー化を視野に入れてお風呂の扉を交換するなら、ドアと外枠を同時に交換することも検討するとよいでしょう。

    浴室のドアの種類

    お風呂の扉の種類にはさまざまなものがあり、特徴も異なります。

    浴室のリフォーム時にドアの種類を選べることも多いですが、住宅の浴室がどのような環境なのかによって、設置できる扉の種類が変わることもあります。

    ここでは、お風呂のドアの種類と、それぞれがもつメリット・デメリットについて解説していきます。

    開き戸

    開き戸は、押し引きによって扉が開くタイプで、浴室以外にも使われることの多いドアです。

    開き戸のメリット

    つなぎ目が少なく構造がシンプルに設計されているため、レール部分、パッキン部分の掃除やお手入れがしやすいというメリットがあります。

    また、ドアノブにレバーを使用している場合、少ない力で誰でも開閉がしやすいメリットもあるでしょう。

    開き戸のデメリット

    手前もしくは奥の方向に扉を開くためのスペースを確保する必要があります。

    また、引き戸や折れ戸に比べて開くスペースが最も大きいため、範囲内に物が置いてあると、開閉時の邪魔になってしまいます。

    さらに、浴室側に押して入る開き戸の場合、中で人が倒れていると扉を開けることができないデメリットがあるため、緊急時の救助が困難になってしまいます。

    また、脱衣所の方向に引く場合であっても、お風呂を使用した際の水滴が脱衣所に落ちてしまいやすいデメリットがあります。床に吸水性の高いマットを敷くなどの対策も必要となるでしょう。

    引き戸

    引き戸は扉を横にスライドすることで開けるタイプのドアです。

    引き戸のメリット

    引き戸は扉が横にスライドするよう設計されているので、扉の前後に物があっても簡単に開閉ができるメリットがあります。

    体の不自由な人が利用する際や、車椅子のまま利用する際に、引き戸であれば扉を開けやすいため、バリアフリー住宅へのリフォームでも採用されることの多い扉のタイプです。

    レールの高さを低くすることで、高齢者や身体機能に障がいを抱えた人が入浴するときの負担を軽減できます。

    引き戸のデメリット

    引き戸は扉をスライドさせるため、スライドを行うスペースの確保を行わなければいけません。

    通常の扉と比べてスライドをさせるレールを確保する工事を行う必要があるので、リフォーム時の工事範囲が通常よりも多くなりやすいです。

    また、レールの上にものが落ちていると扉をスライドさせることができなくなるので注意が必要です。

    レールの範囲が他の扉よりも広くなる分、埃などのゴミが溜まりやすく、掃除やお手入れの手間がかかることが挙げられます。

    折れ戸

    折れ戸は、縦に扉がふたつに折れ、屏風のように扉が開くタイプのドアです。

    折れ戸のメリット

    扉がふたつに折れることで、ドアを開けるためのスペースが少なくて済むことが特徴です。

    扉を開けるためのスペースが少なくて済むので、狭いお風呂でも採用することができます。

    折れ戸は引き戸のように横方向にスライドさせて開閉するため、扉が浴室側に折れる場合であっても、開き戸を開けるときほど浴室側に広いスペースを必要としません。

    そのため、浴室に入っている人にもしものことがあっても救出しやすく、お風呂の水が脱衣場に漏れにくいという特徴があります。

    折れ戸のデメリット

    折れ戸は他の扉に比べ、パッキンやつなぎ目などのパーツが多い特徴があります。そのため、故障する箇所も多くなりやすいです。

    また、折れ戸は少ないレールの上をスライドしてドアを開けるため、入り口の幅を広くとることが難しく、バリアフリーの面でもデメリットがあるといえるでしょう。

    まとめ

    今回は、浴室のドアの劣化の種類、お風呂の扉の交換方法、お風呂のドアの種類について解説しました。

    お風呂のドアの交換は、専門的な知識が必要で、難易度の高い作業となるため、DIYはおすすめできません。

    交換を考える際は信頼のできるリフォーム業者に相談し、最適なプランの提案やアドバイスをもらうと良いでしょう。

    *全国の登録事業者が表示されますので、お住まいのエリアに絞って検索ください。

    (2021年9月27日掲載)

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