気分一新・効果大の内装リフォーム。3つの成功ポイントとは?
暮らしの気分を一新するには、家具の配置を変えるのも一案ですが、思い切って壁や床を変え、内装リフォームをするのもおすすめです。壁も床も、空間に占める面積が大きいので、リフォームの効果は大きなものがあります。また、既存の内装の上から施工できるものもあり、ペイントなどはDIYで自分ですることもできます。インテリアが変われば、家具や小物をそれに合わせていく楽しみも膨らみ、毎日が楽しくなります。
内装材サンプルだけではわからない
壁も床も、まずどんな素材を使うかを決めることが必要です。壁には、ビニールクロス、珪藻土などの塗り壁、ペイント、さらに木質建材を張ったり、タイルや石を張ることもできます。床は、無垢の木、合板フローリング、カーペット敷き、クッションフロア、タイルなどもあります。
ビニールクロスは非常に種類が多く、また和紙クロス、珪藻土クロスなど、比較的高価ですが表面のテクスチャに味わいのあるものもあります。また輸入クロスは鮮やかな色彩や大胆なデザインが特徴です。
壁も床も、素材が決まったらサンプルで実際の商品を選ぶことになります。しかしその種類は非常に多く、しかも小さなもので確認しなければならないので、選択に悩みます。一般的には小さなサンプルよりも実際に貼ったときの方が、より明るく、また派手に見えます。選ぶときはできるだけ大きなもので、できれば実際に施工された状態で見るのがいちばん。逆に言えば、店舗などで実際に体験してよいと思ったものを、サンプルで探すという方が間違いがありません。
一部のリフォームだと他が貧相に見えるかも
リフォームには当然予算があり、その範囲でのやりくりになります。予算上削らなければならないこともあり、とりあえずきれいなところはそのまままでも、という判断をしがちです。ところが! リフォームして新しくしたところが、従来の仕上げ部分と並ぶと、今まで感じなかったのに、その部分の汚れやくすんだ感じが強調されて、新しくなったところにも満足がいかない、ということが起こりがちです。見た目だけでなく、床材などは無垢のものにしたときなど、その良さを毎日実感することになるので、既存の合板フローリングに対する不満足感が大きくなってしまいます。
さらに、カーテン、家具、家電製品なども、壁や床が新しくなると、それまでとはまったく違う印象があるので、それまでは気にもならなかったのに、デザインや色合いが気に入らない、ということも起こりがちです。
床や壁のリフォームを考えるときは、リフォーム後にそのまわりがどう見えてくるか、そのことも考慮に入れて計画を立てましょう。
住みながらのリフォームは気が楽な反面…
スケルトンリフォームのように、住まいを骨組みまで戻して全面的にリフォームするのではない限り、基本的には今まで通りの生活をしながらリフォームを行う事ができます。短期間とはいえ、家を空け、仮住まいをしたりするのは大変ですから、やはり住みながらのリフォームができれば負担は減ります。
ところが、小さな一部屋だけをリフォームするなら、住みながらでも大丈夫ですが、LDK全体や、いくつかの部屋をリフォームするような場合は、段取りをしっかり立てておかないと、必要なものが取り出せないとか、建材や塗料のニオイがきつくて気分が悪いとか、工事音が想像以上にうるさくて気が休まらないなど、いろいろと支障が出ています。
工事が大がかりになる日や断水を余儀なくされる日、入浴ができない日などを中心に、2、3日は旅行に出たり外泊するなど、あらかじめ計画を立てておけば、工事中にイライラを募らせることもありません。工事の工程表をもらって、部屋間の荷物の移動の段取りや、必要がありそうなら、外泊日などをあらかじめ計画しましょう。
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